火打ち石が今でも売られている
火打ち石を魔除けにする方法というのをご存知でしょうか。時代劇などでよく目にするアレですね。切り火祓いと言うそうです。これは実際に効果があるということで、推奨している占い師さんがけっこういます。
私は最近、シトリンちゃんがレースで勝ったと思いきや、最愛のペットが突然死してしまったり、戸建てを格安で買うことになったり、入居申込みをもらっていた物件がキャンセルになったりと、運勢が荒れまくっています。そこで火打ち石を使った切り火祓いで悪運を断ち切るべく、さっそく玄関に常備してみました。
パワーストーン火打ち石で切り火祓いをするのが最近の流行り
私が購入したのは、伊勢宮忠さんの火打ち石セットです。火打鎌に石が3種類ついて3460円とお手頃な値段でした。色々探しましたが、このセットが一番モノがよくてお得そうでした。
面白いのは、火打鎌が神具を作る職人さんの作だということと、火打ち石の石がパワーストーンであるということです。個人的にはパワーストーンである必要はないと思うのですが、それでも意味があるように感じてしまうのが面白いところです。
石は水晶、ローズクォーツ、アメジストの三種類です。
- 水晶…浄化と開運という意味
- ローズクォーツ…愛情や家族という意味
- アメジスト…癒やしや誠実という意味
ということで、パワーストーンごとに効能が謳われているのですが、火打石で切り火祓いをすること自体が魔除け、魔切りの作用が強いので、これは付け足しだと思えばよいでしょう。
実際に切り火祓いをしてみよう!
実際に火打ちをしてみよう…と思い、いかにも火が付きそうな形の水晶を火打鎌にバチバチとぶつけるのですが、全然火が出ません。石が柔らかすぎるのかなと思いましたが、説明書をよく読むと「ぶつけるのではなく、マッチのように水平にこするように打ちつける」とあります。
まねをして何回かやっているうちに、意外なほどに大きな火が出でびっくりしました。種火になるものが近くにあると危険なレベルです。火が着いてしまいます。まあ火打ち石ですから当然なのですが。
注意!火打ち石の破片が飛びます
切り火祓いをする際の注意点ですが、石の破片が結構ビュッと飛んでいきます。目に入ると大怪我につながりますから、メガネを使ったり、顔から十分に離して切り火をやりましょう。何かあっても当サイトでは責任を取れませんので、あしからず。
どういう時に切り火祓いをする?
あまり難しいことを考えず、外出時と帰宅時で良いでしょう。悪いことが起きませんように、悪いものが入ってきませんように、さっぱりと気持ち良い一日になりますようにと念じながら火を打つことで、おそらくですが効果が出るように思います。
そしてこの記事に対して古川陽明先生がツイートで補足を入れてくれました。神道の行事や日蓮宗などでも切り火として使うようです。先生、いつもありがとうございます。
神道では「切り火祓」などと言いますが祓の効果がとても高いので、私も神拝時には毎回自分や神饌や場所や祈願依頼者などを祓います
倭姫が日本武尊に火打ち石を贈った事などが由来かと思います
日蓮宗でも切り火は多様なさるようなので神仏ともに使われていますね https://t.co/ompXM7suEK— UK神社宮司 古川陽明 (@furunomitama) March 3, 2022
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