電話占いの過払い金回収!?
占い業界は空前の電話占いブームですが、依存症や過度なのめり込みが問題になっています。そしてとうとう「その占いは詐欺です!払いすぎたお金を取り返します!」というサービスまでもが誕生しました。
悪質な電話占いは詐欺という認識
前掲のように、電話占いに使ってしまった高額費用を取り返してくれる、という法律事務所さんがいくつか誕生したのですが、そのサイトや広告の内容を見ると、高い返金率・詐欺被害といった文言が盛り込まれており、基本的には電話占いで不安を煽って不要な商品(鑑定)を購入させ続ける、会社ぐるみの詐欺という扱いをされているようです。
また、詐欺被害に遭っていると被害者が気がついていないケースがあるとも指摘されています。これは占い業界の人間でも、良心的な鑑定師ほど「その通りだ」と憤るのではないでしょうか?
お金を払ってもよいからこの人と話したい、ということであればYouTubeのスーパーチャットやアイドルの握手会と大差ないように思うのですが、不安を煽って課金させ続けるのは詐欺と言われても仕方がありません。
同様の問題はすでに行政にも認識されており、川崎市の消費者問題の相談コーナーにはページまで作られています。
また国民生活センターが占いに関して注意喚起を行っており、悪徳占い師・悪徳占い業者の手口がNHKでも報道されてしまいました。
相談件数は年間2000件に迫り、被害金額は多いもので300万円と、これでは占い業界の本質的な問題と言われても仕方がありません。
消費者契約法の改正が契機?
消費者契約法の改正で霊感商法が名指しで法律の条文にされるなど、占いやスピリチュアルの市場が大きくなるにつれて、占い師も相応の社会的責任を求められています。道から外れた行いをすると、占い会社だけではなく、当人までもが相応の追及を受ける時代が来ています。また良心的な占い師も、鑑定内容と仕事に対する取り組み方で、悪徳占い師・悪徳占い業者と一線を画することが必要だと思います。
占い師になるには?
占い師になるにはどうすればよいか、占い師というのはどういう仕事か、現役占い師の立場から解説するページ「占い師になるには」を作りました。こちらもご覧ください。
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