人相は大きく見てから小さく見る

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師田中(あらいちゅー) @araichuu Twitter

人相は枝葉から見るなと何度も注意された話

私が人相を教わっている香港の陳俊龍先生が、講義の際に何度も言っていたのが「みんな枝葉だけ見て幹を見ていない」ということです。

陳俊龍先生の写真

これは主に日本の人相本や人相教室についての批評なのですが、日本では細かいテクニックばかりが重視されていて、全体を見る方法が軽んじられている、という警告が含まれているように思います。

天童春樹先生の人相本は評判がよかった

そんな陳先生が唯一ほめていた日本の人相の本が高知の名人・天童春樹先生のものでした。

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実際に購入して読んでみたところ、確かに「まずぱっと見る」「大きなところから見て、次に小さなところを見る」といったことが繰り返し書かれています。

具体的には男性性・女性性・五行別などの大まかなタイプをまずしっかり学んでもらい、そこから恋愛運や婚期、流年へと進んでいくという作りでした。

(流年法は水野南北流で顔の中心を見るもので、陳先生のやり方とは違いました)

大まかに区分けすると直感が養われる

大まかに区分けして決めつけているだけでは占いでもなんでもないのですが、大まかに見て区分けすることで直感が養われますし、その直感は鑑定を進める上での切り口として大変役に立つと思っています。枝葉と幹の両立が大事だということを肝に銘じつつ、今日も道行く人の顔をなんとなく眺めてみようと思います。

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