祐生奈々先生によるの子平舘四柱推命の「紹介」書!
大変お世話になっている、大阪の祐生奈々先生の「お悩み解決! 子平舘の四柱推命講話 」をポチりました。
ペーパーバック版、そして装丁がすごくきれいなので、内容はフワッとしたものかな~と思っていたのですが、どうしてどうして内容は濃いです。
そのへんの四柱推命がなぜ当たらないか?
この四柱推命本は、祐生奈々先生の実体験から「神殺推命や通変星推命は当たらない」「周りを見渡したらそんなんばっかりやんけ」「ウチではこういうふうにやってるで」という流れで、梅川泰輝先生の子平舘の四柱推命をサラリとご紹介するという流れになっています。
勉強をはじめて3ヶ月くらいで読んでほしい
なので、四柱推命を勉強して3ヶ月くらいの人に読んでほしい本だと思うのです。決して神殺推命や通変星推命を馬鹿にするわけではないのですが、今やっている四柱推命を学び続けてよいか、行き詰まった時にどうすればよいか、という指針になる本だと思います。
3ヶ月くらい学ばれた方なら、この本の内容も十分理解できると思います。十干の性質、調候用神の使い方と求めかたなど、梅川泰輝先生の著書のエッセンスを抜き出したという内容で、私が読んでも読み応えがありました。
特に十干の生剋の解説などは読みやすいのに内容も濃く、一昔前であれば秘伝書として一万円とかで売られていたレベルです。単純に木生火・金剋木…と覚えているだけの初学の方には、一度目を通して欲しい本だと思います。
世界的には通変星や神殺もまだまだ存在している
個人的にも神殺推命や通変星推命は有害な部分のほうが大きい、特に日本ではそう、という気がしているのですが、中国や台湾ではまだまだ普通に使われています。
といっても、日本のようにそれだけで判断しているわけではありません。あちらで使っているから正しいという考え方では、四柱推命だけでなく、どんなことでも上達しないと思います。
色々な考え方を学ぶという意味で、初心者以外、具体的に言うなら神殺推命や通変星推命で鑑定をそこそこやられている方(周易やタロットを併用されている方は、だましだまし何とかなっていると思います)は、一度目を通してみてはどうでしょうか。
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