高樹沙耶、能年玲奈、坂口杏里、あと清原和博…
今年もしょうもない、痛々しい、気の毒な芸能ニュースが山のようにありましたが、事件が起こるたびに占い師のみなさまが、ブログで「○○さんの運命を分析する」みたいな記事を書いておられます。
それ自体は別によいと思うのですが、どうしてみんな芸能人をブログで占うのか、またその占いはどこまで正確なのか、気になったりしませんか。
露出の増加と広告収入アップが狙い?
トレンドものの話題をブログに書くと、検索エンジンからの評価がよくなって、一時的に露出が増えたり、記事内に貼られた広告の広告収入が高くなったりします。
なので芸能人をブログで鑑定することは、市井の占い師にとって、PR手段として欠かせないものになっているのではないでしょうか。みんな、ブログのネタにも困ってますしね。
占いの際には生年月日時が必用ですが…
芸能人がなにかやらかしたら、真っ先に占いたい。ところが占いの際に必要な生年月日時のデータがありません(そういうデータが必用ない占い師もあります。念のため)。
生年月日はWikipediaに書かれていますが、それが正しいかどうかはわかりませんし、わかったところで生まれた時間がわかりません。
そうなると「推定」で記事を書いていくしかないのですが、プロモーションと割り切って書くならまだしも、それが占いの研究であったり、占い師の腕前を見極めるために役立つとはチト思えないのですね。
また、その芸能人の正しい生年月日時が出てきたときに、はずかしい思いをする可能性だってあるわけです。と思っていたら…。
実際にその芸能人を鑑定した占い師さんからツッこまれるリスク
と、そんなことを考えていたら、紫微斗数の大家・村野大衡先生が「芸能人を占ってるブログがいっぱいあるけど、自分のお客さんを占ってるブログがあったので見てみたら、生年月日が違っていた。うちは母子手帳で確認してもらってるから間違いない」といった旨の投稿をされていて、ゾワッとしました。
あくまで生年月日時の推定の試みとして、研究という視点から書いていくなら、タイムリーな芸能人の鑑定記事も良いと思います。プロモーションとしてやっていると、いつか痛い目に遭うのではないか…なんてことを思ったのでした。
知らないことは話さないのが一流の商売、なのかもですよ。
占い師として生活するには?
占い師になるにはどうすればよいか、というページもぜひご覧ください。
コメント