術遁甲(呪術的な遁甲)が話題ですが…
東海林秀樹先生や黒門先生に牽引役されて、ここのところ呪術的な奇門遁甲が小さなブームになっている気がします。
しかし出る杭はロードローラーで踏みつぶされるのが日本の占い業界です。さっそく「遁甲は方位術であって呪術なんかには使わないし中国にもそんなものはないお前らは嘘つきだ!」みたいなバトルになっているのだとか。
台湾に行けば、遁甲どころかありとあらゆる占いが呪術、まじない、信仰と合体していて、それ系の本も進源書局に行けば数千円で沢山手にはいるかと思うのですが、どうしてこれで「呪術的なものは中国にはない!」という話になっているのが不思議です。
本来は方位術としてあるべきで、中国や台湾での進化は誤った形である…という論理的発展が日本であったのなら、これは大いに納得できるのですが、このあたり叩いている人、叩かれている人の話をじっくり聞いてみたい気がします。
が、流派の断絶は血の断絶が日本の占い業界ですから、のんびりネットをながめつつ、20年後に結論が出るみたいなことになりそうですね。
コメント