占いで不幸になる人は不幸な考え方する習慣がある

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師田中(あらいちゅー) @araichuu Twitter

占いで不幸になる人は弱いギャンブラーにそっくり

占いをやっていると、びっくりするほどネガティブな人に出会います。
そういう人に「どうして占いをするのか」と聞くと、「幸せになるため」「自分の能力を知りたいから」とかではなく、「どれくらい不幸になるのかを知って準備するため」みたいな返事が返ってくるんですね。

こういう人は凶を避けている間に、どんどん不幸になっていきます。
凶を避けているはずなのに、どうして不幸になるのか。
実はこれ、ギャンブルが弱い人の持っている悪習慣に、とても似ているのです。

ギャンブルで負ける人の悪習慣

この悪習慣、簡単に説明すると「最悪のケースを想定しすぎて、儲かっている時にプレイを止める。その結果、勝ち分が貯まらなくて軍資金が薄くなる」といったものです。

  • 自分は不幸なので、それほど勝てるはずがない。だから、ちょっと勝ったらやめよう。
  • 自分は不幸なので、これくらい負けるのは当然だし、本当はもっと負けるはずだ。プレイを続けてもいいだろう。

…という考え方をしたことがありませんか?
株で言えば、勝率は50%あるのに、利食いは+10%で切り上げて、損失は-20%まで許容するようなものです。
勝つときは小さく、負けるときは大きくでは、儲かるはずがありません。

人生、何一つ負けずに済ませることはできません。
どれだけうまく立ち回ったとしても、大きな不幸はいつか訪れますし、ダメージも確実に受けます。

勝ち分を積み上げる作業を怠った人は、プラマイゼロの人生を維持しようと焦り、悩み、消耗しまくった挙げ句、たまに大損を出した時に、貯金がなくて破産してしまいます。
仕事でも、恋愛でもいいので、心が傷ついた時のことを考えてみてください。
不幸や精神的停滞から抜け出すためには、何かプラスのものや、プラスの環境が必要だったのではありませんか?
そうした助けなく抜け出したときは、驚くほど消耗していませんでしたか?

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東洋占術で言う「知命避凶」の考え方は正しいと思うのですが、出血を止めたら吉を求めにいかなくてはなりません。
不幸に備えるためには、避凶だけではなく、蓄吉が必要だと、私なんかは思うわけです。

開運の秘訣は凶を抜いてから吉を貯めること

とはいえ、吉を掴むためには、なるべく凶を減らす努力も必要です。
そして凶が貯まらない体質になると、自然と人生が楽しく、幸せになってきます。
株で言えば、勝率60%・利食いは+20%・損切りは-15%、みたいな人生になるわけです。

占いのテクニックとは別に、人間の吉凶禍福を合理的に考えることも、必要ではないかなあと思います。
むしろそうしたほうが、占いの勉強が面白くなる気もします。

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