我々の占い研究も文献学の領域へ?
というわけで、今年一冊目の占い本「戦国秦漢出土術数文献の基礎的研」(大野裕司先生著)を買ってみました。
戦国秦漢出土術数文献の基礎的研究 (北海道大学大学院文学研究科研究叢書27)
浅学非才の身ながら、どんな本かを超カンタンに紹介すると、「近年になって、占いや天文の木簡や帛書(絹に書かれた本)が中国でザクザク発掘されているため、どんな書が出てきてどんなことが解ったのか、現状をまとめてみた」という研究の本です。
実は現存していた?京房易と帰蔵易
昔は「京房易と帰蔵易の書は失われていて手がかりが全然なく、他の本に断片的に残っているだけ」みたいなことを聞いていたのですが、帰蔵とおぼしき木簡が出てきているのですね。
とはいえ、断片的に読んでいると前後関係その他を誤解しそうで、文献学をやられている皆様に怒られそうです。
改題と文献目録だけでも大変な価値があると思うのですが、読んでキチンと理解するには、知識的な下地が必要だと思います。
これからコツコツ、お勉強しながら読んでいこうと思います。
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