雑誌の編集長が戦死、今では考えられませんが…。
大石先生のところで古い占いの雑誌「運命学」を読んでいたら、兵隊さんの写真がいきなり出てきました。
これは隈本健一先生いわく、この雑誌の編集長・和泉さんが上海戦線で戦死したため、それを偲ぶ記事が出たのだそうです。
規模の小さな雑誌ではありますが、それでも戦前のことですから、雑誌というだけで大きなメディアであったろうと思います。
特に運命学という小さなジャンルですから、この業界のリーダーの一人だったことに、ほぼ疑いはありません。
享年36歳、働き盛りの学び盛り。さぞ無念だったろうと思います。
追悼特集には加藤大岳先生など、錚々たる面々が寄稿しているのですが、トップは奥様の手記です。
日付や連隊の番号などが伏せ字になっているところが、また戦争が現在進行形であることを感じさせます。
全員が激しく嘆いているのですが、それでも「お国のため」「英霊」的なスタンスを崩していないのは、時代だなあと思わずにはいられません。
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