インチキ占い師にお金を巻き上げられないように注意!
インチキな占い師というのは昔からいるもので、加藤大岳先生の古い本に出てくるインチキ占い師のエピソードは、面白おかしく書き直せばこんな感じです。
- ある占い師の大先生の自宅に鑑定客がやってきて、小僧さんが応対する。
- 「今先生は鑑定中でして…」とかなんとかいって鑑定客を待たせ、小僧さんと世間話をするように仕向ける。
- 小僧さんは世間話から鑑定客の相談内容を聞き出す。
- 聞き出したところで小僧さんが鑑定客を占い師の前に通し、座布団をあてがう。
- この座布団の色で「この客は何を相談しに来たか」というのを占い師に伝える。
- 占い師「あなたのお悩みはこれですな!」
- 客「ははははははいそうですそうなんです!!!!!!!」
- 占い師「ではこのツボと水子供養の祈祷のセットをいくらで云々」
- 客「えっ買います!」
とまあ、なんとも原始的ですね。
今でもコールドリーディングだとかいろいろ言われていますが、こういう手口は相当に昔からあったようで、おそらくは探せば江戸期あたりまでエピソードを遡れるのではないでしょうか。
何かを当ててからオプションを買わせるやり方には注意!
梅花心易で有名な鎗田宗准先生は、「占いはインチキだろう!」と言われて「ではお好きな日の天気を当ててみせましょう」と答えたそうです。
腕前を見せてお客さんを納得させるために過去を当てる先生もいますが、たとえば私が仲良くしている台湾の老師は、知りようのない「服の下にあるホクロの位置」「父親が買った車の台数」「家の玄関がどっち向きか」とかいう、当てようがないものを当ててきます。
本物のは占い師は過去を当てることに重点を置きません。つまるところ、サービスとしての占いは、未来予知をからめたカウンセリングこそが本体で、過去を当てるのにとらわれるのは顧客側からしても損、だと思ってほしいのです。
であれば、過去を当てて何かを売りつけてくる占い師はインチキ、もしくは商売として不誠実だと言っても過言ではないでしょう。同時に、総額を最初に明示する占い師のほうが信用できるという私の説も、なんとなく信用していただけるのではないでしょうか。
占い師になるには?
占いは奥深いものですし、それを駆使する占い師というのは難しい仕事です。占い師の仕事に興味のある方は、「占い師になるには」というページもぜひご覧ください。
占い師になるにはどうすればよいか?
占い師になるには何が必要なのでしょうか。気になる【勉強・費用・デビュー方法】について、プロの占い師がお答えします。まずは「占い師に向く素質があるか」「予算に応じて占いをしっかり勉強できるか」「占い師としてデビューするルートを確保できるか」が大切です。
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