田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師
占い師になるにはどうすればよいか?
プロの占い師になるための方法
占い師になるための3つの課題をクリアしよう!
占い師になるにはどうすればよいのでしょうか。プロ占い師志望の方からたくさんご相談をいただくのですが、現役の占い師や占い学校の講師に聞くと、大抵は以下の3つが挙げられます。
- 占いをしっかり勉強すること。
- 占い師に向く素質のあるなしを確かめること。
- デビュー(就職)のルートを紹介してもらうこと。
なんと、費用や資格の問題を挙げる人は少ないのです、このページでは、現役占い師さんが支持しているこの3つの課題について、占い業界のリアルな情報をお伝えしていきます。
1.占い師になるための勉強
占い師になるための勉強ですが、占いの学校に通うか、占いの本で独学する方法が一般的です。占いの先生を紹介してもらって、弟子入りするという人もいます。その後はSNSなどで無料鑑定をこなして、腕を磨く人が多いです。
2.占い師になるための素質
占い師に必要な素質としては、占いに依存しすぎない心、そして我慢強さと優しさが必要です。これは訓練で身につけることも可能です。また霊感や学歴、資格が必要だと思われがちですが、実はまったく必要ありません。
3.占い師としてデビュー(就職)する方法
最後に就職(デビュー)するためのルートですが、占い師志望者の多くは、腕に自信がついたところでオーディションを受けて、占いの館や電話占い会社の所属占い師になったり、もしくはスキル販売サイトなどを利用するオンライン専門の占い師としてデビューします。
そして大事なことを言います。占い師の資格は取ったところで就職の役には立ちませんから、不要です。ここを誤解すると、費用と時間を大幅に無駄にすることになりますし、プロデビューが苦しくなります。
先生について占いを勉強している方や、学校で学んでいる方は、就職先の紹介を受けることもできますし、転職について相談することもできるでしょう。このあたりの「プロ占い師になるための真実」を詳しくお伝えしていきます。
- プロの占い師になるための方法
- プロ・プロ占い師志望者向けのおすすめ占い講座
- 占い師の仕事とは具体的にどういうもの?
- 占い師は正社員? アルバイト? 副業?
- 占い師の求人について
- 占い師になるための3通りの勉強法
- 占い師としてデビューするための4通りの方法
- 占い師で独立開業する方法
- 占い師になるには?Q&A
- Q.占い師に資格は必要ですか?
- Q.独学でも占い師になれますか?
- Q.占い師になるには費用がどれくらいかかりますか?
- Q.おすすめの占い学校・占い講座・占い教室を教えてください。
- Q.占い師の勤務時間はどうなっていますか?
- Q.占い師の仕事に霊感は必要ですか?
- Q.どの占いから勉強するべきですか?
- Q.電話占いの仕事について詳しく教えてください
- Q.占い師になるためにはどういう本で勉強するべきですか?
- Q.相談者から悪い気を受けるのが怖いです。
- Q.西洋占術と東洋占術のどちらを学ぶべきですか?
- Q.占い師の素質ってどんなものですか?
- Q.占い師に向いているのはどういう人ですか?
- Q.占い師になれるのは何歳までですか?
- Q.占い師の年収はどれくらいですか?
- Q.占い師も税金を払う必要がありますか?
- Q.お金をとって占いをするとバチが当たると言われましたが…?
- Q.株やギャンブルについての相談を受けてはいけませんか?
- Q.占い師は不幸になったり呪いを受けたりすると聞いたのですが…?
- Q.占いのアプリやコンテンツを作りたいのですが?
- 【まとめ】占い師になるには知識が必要・稼ぐには努力が必要
- プロ・プロ占い師志望者向けのおすすめ占い学校
- 占い師になるにはどうするか?を動画で解説しています
- 占い師になるには?
プロ・プロ占い師志望者向けのおすすめ占い講座
当サイトが運営する高円寺の占いの館/占い学校「占いサロンチャンス」にて、プロ・プロ志望者向けの占い講座を運営しています。良質なカリキュラム、信頼できる講師陣にのみ登壇をお願いしています。プロの占い師になりたい、という方はぜひご参照ください。
占い師の仕事とは具体的にどういうもの?
占い師になるにはどうすればよいかをお話しする前に、そもそも、占い師とはどういった仕事なのかを説明しておきましょう。
一般的には、お客様の悩みを聞いて、相談を受けて、占術を使って答えを出す、というイメージですが、それは占い師の仕事の一端にすぎません。
まず、鑑定の要は占いではなくコミュニケーションです。占い抜きの相談、傾聴が本題だと言っても良いでしょう。
お客様の悩みを聞いて、分析して、占うべき課題を決める力と、その結果を正しく・優しく伝える力が占い師になは求められています。
そして占い師はお客様の鑑定だけが仕事というわけではなく、雑誌の記事執筆や物販なども占い師の大事な収入源となっています。
なかには自分で占いの店舗を経営している人もいます。以下、占い師の仕事スタイルをまとめておきます。
対面鑑定のお仕事
占い師の花は対面鑑定…と言われていましたが、電話占いの猛烈な普及によって、ここ10年で環境は激変しています。
対面鑑定のお仕事は占い師のメインの営業スタイルではなくなりつつある
占い師と言われて思いつくのが、占いの館やデパートの片隅、もしくは路上などで、対面で鑑定をするスタイルではないでしょうか。
しかしこれだけで食べている占い師さんは意外と少なく、後述するいろいろな鑑定スタイルを取り入れたり、占い師のバイトをしたりして、職業として成立させています。
また対面鑑定でも、SNSなどでお客さんを集めて、カフェなどで鑑定を行う占い師さんも多数います。
これにはある程度の知名度と実績が必要になりますが、鑑定料の相場は1時間1万円ほどと高めになっているので、ある程度の年収を得ることも可能でしょう。副業ならこれで十分かもしれません。
対面鑑定で得られる占い師の収入ってどれくらい?
占いの館などに所属する場合、エース級で年収600万円、カフェ鑑定主体の方や、占いの館でなんとかレギュラーというクラスでは、年収300万円ほどが目安になります。
占いの館でレギュラーに入れない方は、その対面鑑定だけで食べていくのは苦しいでしょう。アルバイトにプラスして占い師をやっている、という対面鑑定の占い師もたくさんいます。
電話占いのお仕事
現在のメインストリーム、電話占いのお仕事についてです。
占い師のお仕事は電話鑑定がメインになりつつある
電話(アプリを使った通話なども含みます)で相談を受けるスタイルです。この働き方をしている占い師さんが、現在は事実上最多数ではないでしょうか。副業でスキマ時間に電話鑑定をしている方もたくさんいます。
占いの館に出勤している占い師さんも、待機時間は電話占いの鑑定を受けています。大手の占い館は電話占いの会社と業務提携していることが多く、この働き方をしている人はかなり多いです。
電話占いは、自宅でできる・オーディションに受かりやすいといったメリットはあるのですが、客単価が安く収入が不安定なうえ、声だけでのコミュニケーションのため、かえってストレスを受けやすいと訴える人もいます。
電話占いで得られる占い師の収入
得られる報酬は所属する占い会社などによってピンキリです。1分100円という方もいらっしゃいますし、1分300円という高額な報酬を得ている占い師さんもいらっしゃいます。年収300万円~1000万円と、振れ幅が大きいのが特徴です。
チャット占いのお仕事
続いて、根強い人気のチャット占いについて解説します。
チャット占い・チャット鑑定が急拡大するが収入は低めになりやすい
チャット鑑定は、電話鑑定をチャットに置き換えたお仕事です。
文字数単位や分単位などで課金方法の違いがありますが、こちらも得られる報酬は所属する占い会社などによってピンキリです。
電話占いで得られる占い師の収入
おおむね収入面では電話鑑定と大差なく、1分100円という方もいらっしゃいますし、1分300円という高額な報酬を得ている占い師さんもいらっしゃいます。こちらも年収300万円~1000万円と、振れ幅が大きいのが特徴です。
メール/SNS/フリマアプリ/スキル販売サイトでの鑑定
最後は始めやすく稼ぎやすい、スキル販売サイトを用いた占いです。
玉石混交で稼げる人と稼げない人の差が大きい
最近増えているのが、メルカリなどのフリマアプリで活動する占い師です。鑑定権を出品して、鑑定結果を送るということですね。
フリマアプリだけではなく、ココナラなどのスキル販売アプリを利用する占い師も多くいます。
占い師として開業するまでのハードルが極めて低いのが特徴で、バナーのデザインやネット上でのマーケティングに自信のある人は集客に有利でしょう。
また、SNSで直接集客ができればフリマアプリに販売手数料を取られないため、実入りが大きくなります。
フリマアプリ占いで得られる占い師の収入
副業ベースで始めたいという占い師の方には、第一選択といったところでしょうか。報酬としては駆け出しの方は1件500円くらいと安く設定される方が多いようです。
お客さんがついてくると、1件5000円といった報酬を得ることも可能となります。副業で鑑定しておれる方が多く、年収の目安は一概には申し上げられません。
占い師は正社員? アルバイト? 副業?
占い師の身分は社会的にはとても不安定です。雇用形態や税金、保険、年金について、事前に学んでおきましょう。
占い師に正社員はほとんどおらず、確定申告も自分で行っている。
占い師の雇用形態はほぼ100%が個人事業主です。時おり、個人事業主の届けを出さずにやっている方もいます。副業として会社に届けを出している人も、出していない人もいます。
また、一部の占いの館では社会保険を利用することができますが、それでも正社員という扱いではありません。
現実として、正社員で雇用されている占い師というのはほとんど聞いたことがありません(自分や家族で法人化している場合は別です)。
占い師は国民年金なので将来のことも考えたい
占い師は所得か不安定で、年金、医療費、社会保険料などの負担割合も大きくなりがちです。しかし働く時間や場所に縛られない、周りの人とソリが合わなければすぐに職場を移れる等のメリットもあります。
そして何より、成功すれば年収1000万円を超えることも夢ではありません(先述のように、都内の専業占い師では、年収の中央値は2~300万くらいだと思いますが)。
占い師の求人について
占い師の求人の現状について解説します。2024年時点の情報ですが、ここ数年は大きく変わりないという状態です。
電話占いやチャット占いの業者は莫大な広告料をかけて占い師を募集している
求人サイト経由で占い師を採用する占いの館もありますが、実際はオーディションを行う旨の広告をネットに大量に投下して、プロデビューを狙う占い師さんからのアプローチを待つという形が多いように思います。
SNSで活動している占い師さんならも電話占いの会社から、SNS経由で「占い師を募集しています」「弊社と協業しませんか」のようなスカウトがたくさん来ると思います。彼らも血眼になってよい占い師を探しているので、SNSは就職のいいきっかけと言えるでしょう。
しかしながら、こういった占い師のスカウトは代理店が何重にも中抜きに入るため、もらえる報酬が極端に安くなるという問題もあります。
フリマアプリやスキル販売アプリを使った占いでは、自分が占い師を始めたいと思えば即始められますから、求人という概念自体がありません。ただし、スキル販売サイトの手数料率が高く設定されていることが多く、大きく稼ぎにくいのが難点です。
占い師になるための3通りの勉強法
それでは、占い師になるための方法を解説しています。まずは勉強法についてです。
占い師になるには数ヶ月から数年の勉強が必要ですが、主に3つの学び方があります。
- プロの占い師に弟子入りする。
- 占い学校や占い教室に入学する。
- 独学(本・通信教育・オンライン講座など)で学ぶ。
どのルートで学ぶかで、デビューまでの道のりも変わってゆきます。
みなさんが気になるであろう、占い師になるための費用については、別ページでもまとめておきましたので、気になる方はこちらもご覧ください。
占い師に弟子入りするルートのメリット・デメリット
まずは占い師に弟子入りしたり、個人教室の受講生になって勉強するルートです。このルートのメリットは、
- 占いの勉強を基礎からしっかり指導して貰える。
- 先生のコネクションでデビューまでの筋道をつけてもらえる。
- 同、メディアやコンテンツ制作会社を紹介してもらえる。
- 仕事や学習で困ったときは先生や仲間に相談できる。
以上の4つです。また、デメリットは
- 占いを勉強する期間はやや長くなる
- 占いを勉強する費用はやや高くなる
の2つとなります。
占い師に弟子入りと言っても、門下生を自宅に住み込ませて…という古風な先生はほとんどいなくなりました。
基本的に大御所クラスの占い師たちは、自分の主催する占い教室や、マンツーマン講座で占いを教えており、弟子というよりは先生と受講生といった関係になります。
気になる占い師の先生がいたら、まずはコンタクトをとって、教室を見学させてもらいましょう。初心者の方や、遠方からの方も普通にいるので、遠慮は不要です。
まずは占い師に弟子入するメリットからご紹介します。
1.占いの勉強を基礎からしっかり指導して貰える
大御所占い師の先生は年をとっても占いを学び続けている人が多く、レベルの高い最新の占いを学ぶことができます。
また大御所占い師同士のネットワークがあるので、他に勉強したい占いが出てきたときに、専門家を紹介してもらえるでしょう。
2.先生に相談すればデビューまでの筋道をつけてもらえる
大御所から中堅クラスの占い師であれば、ほとんどの人は占いの館や電話占い会社とコネクションがありますから、デビューへの道筋はかなりハッキリと見えてきます。
また出版の際に、共著のような形式で先生の名前が使えるのも大きいです。
3.メディアやコンテンツ制作会社を紹介してもらえる
このルートは独学や占い学校に比べて、占い師としてデビューするのも、占い師として食えるようになるのも、比較的ハードルが低くなると思います。
なにより、同門の先輩や同輩がいるというのが相当に心強いはずです。
4.仕事や勉強で困ったときは先生や仲間に相談できる
占い師をやっていると、仕事や勉強で行き詰まるタイミングが必ずやってきます。
仕事の手伝いや代役をしてくれるヘルプの占い師さんが必要になることもあります。
こういう時に、同門の先輩占い師や、同級生の占い師がいるというのは心強いです。
続いて、占い師に弟子入りするデメリットについてご紹介します。
1.占いを勉強する期間はやや長くなる
占い師に弟子入りする場合、学習期間はやや長めです。
一門でずっと勉強していくものなので、はっきりした卒業という概念がありません。
ひと通りのマスター(占い師としてデビューできる)まで、2年ほどかかります。
そこから先は「学びたいだけ続ける」という形が多いようです。
トータルの費用としては十数万~数十万円といったところだと思います。
2.占いを勉強する費用はやや高くなる
私が師事した香港の風水師の先生は、しっかり教えるかわりに受講料もしっかり取る先生でした。
2年間の講座でおおよそ30万円程度の受講料です。一般的には1科目をマスターさせてもらって、15万~20万円程度が目安ではないかと思います。
占い学校に通うメリット・デメリット
もっとも一般的な、占い師になるために学校に通うというルートです。こちらは、
- 勉強を継続しやすい。
- ほどほどの学費で勉強できる。
- 弟子入りや個人教室ほど入門のハードルが高くない。
- 就職先の相談や斡旋を受けられる。
この4点がメリットです。また、デメリットは
- しっかりした占い学校が少ない。
- 遠距離通学や月1通学では続かない。
の2つとなります。
まずは占い学校のメリットからお伝えします。
1.勉強を継続しやすい
大手の占い教室は渋谷や心斎橋といった好立地にあることが多く、通いやすいのが特徴です。
また長年の経験からカリキュラムが練り込まれていますし、補講制度など学校形式ならではのメリットもあります。
何より、自分で師匠を見つけて教室や講義に飛び込むといった心理的なハードルの高さがありません。
実際に占い師としてデビューした先輩と、イベントなどを通して繋がれるのも心強いところです。
占いを勉強する期間は1年が目安
このルートで占い師を目指すなら、学習期間としては最低1年くらいを見てください。
一度にふたつほどの占いを受講する人が多いようです。
後述するように、2種類の占いをマスターすれば、占い師として実践で鑑定することが可能になります。
2.ほどほどの学費で勉強できる
占い学校の学費ですが、一般的には1科目をマスターして15万程度が目安ではないかと思います。
ただし、実際に鑑定を行うには2科目から3科目のマスターが必要かと思われます。
占い師さんに弟子入りするよりは、いくらかリーズナブルに学べるでしょう。
3.弟子入りやマンツーマン講義ほど入門のハードルが高くない
弟子入りやマンツーマン講義は先生を自分で探して、学費や時間と相談して、カリキュラムを組み立てていく必要があります。
また先生との相性が悪いと勉強を中断するほかありません。
この点、学校は勉強のはじめやすさ、先生選びの容易さという点でハードルが低くなります。
4.卒業後の進路や就職先の斡旋を受けられる
弟子入りルートほどの手厚さはありませんが、占い師デビューまでのサポートを受けられることが多いです。
学校付属の占い館を持っているスクールも多いので、それに注目して学校を選ぶのも良いでしょう。
続いて、占い学校で学ぶことのデメリットです。
1.しっかりした占い学校が少ない
残念ながら、プロの占い師を育成する、しっかりした大手の占い学校というのは東京くらいにしかありません。
後述しますが、関東圏(東京)ではアカデメイア、日本易道学校、アルカノン・セミナーズくらいではないでしょうか。
関東エリア以外では、東洋占術に限って言えば、広島の現代風水研究会(白鶴易人老師・安藤成龍先生)の教室が私の周りでは評判が良いです。
ただし、直接の面識がないので委細は存じ上げません。それでも九州・中国地区の皆様のために情報提供させていただきます。
2.遠距離通学や月1通学では続かない
遠距離から占い学校に通う人や、仕事の都合で月1回、月2回とまとめて受講する人も多いのですが、占い学校のスタッフさんによると「ほとんどのケースで続かない」そうです。
プロの占い師を目指して、大量の資金を投下するのであれば、週1回程度のペースを保ったほうがよいでしょう。占い師になるための勉強法のページも参考にしてください。
占いを独学するメリット・デメリット
最後に独学(通信教育・オンライン講座を含む)です。
ポピュラーな学び方なのですが、独学だけで占い師になれる人は少ないと言えます。占いの独学には、
- 勉強の時間を自由に配分できる。
- 学習費用が安い。
- 地方在住や未成年でも勉強をはじめられる。
というメリットがあります。また、デメリットは
- 独学で占いをマスターするのは難しい。
- デビューや開業のサポートが受けられない。
- オンライン講座は良質なものが少ない。
の3つとなります。
まずは占いを独学するメリットからお伝えします。
1.勉強の時間を自由に配分できる
独学最大のメリットはこれです。仕事のあとやダブルスクールで占いを学ぶのは、精神的にも肉体的にもかなり大変です。
独学であれば休みの日やスキマ時間を利用して、効率的に勉強することができます。
しかし、自身できちんとスケジュールを管理しないと勉強が先に進まないこと、自分で勉強のゴール(どこまで学べはデビューできると判断するか)を設定する必要があることには注意してください。
独学で占いを学べる人・学べない人
占い師になるには独学も可能ですが、占いの独学にも学校の勉強と同じ側面がありますから、やはり向き不向き出てきます。
詳しくは「独学で占い師になるには」のページをどうぞ。
2.学習費用が安い
独学であれば、書籍以外に出費がありません。
現在はよい入門書や高度な教材が書店で簡単に手に入るようになりましたので、独学のメリットが大きい時代だと言えます。
占い師としてデビューするまでのトータル費用に関しては、5万円から15万円といったところではないでしょうか?
また、占い師になるためのおすすめの本についてもまとめておきましたので、独学される方は参考にしてください。
3.地方在住や未成年でも勉強をはじめられる。
お金のない未成年者でも古本を探すことはできますし、地方在住の方でも通信教育で学ぶことができます。
独学は勉強をはじめる敷居が低いので、まず一人でお金をかけずにやってみる、というアプローチも大いにありだと思います。
続いて、占いを独学するデメリットです。
1.独学で占いをマスターするのは難しい
手軽で費用のかからない独学ですが、デメリットも当然あります。まずなにより、占いは独学でマスターするのが相当に難しいのです。
普通の人が中級クラスに到達するには、相当な根気が必要です。勉強の期間は短くて1年、普通の人なら3年は見てください。
個人的には、基礎だけはどこかの教室で教えてもらい、その後で独学を始めるのが一番コスパが良いと思います。
2.デビューや開業の相談やサポートが受けられない
独学だと先生や先輩がいませんので、デビュー先の斡旋を受けたり、メディアへの売り込みなどで相談に乗ってもらえないというデメリットもあります。
占いを学ぶことと、占い師になるのは別のことです。ここから、プロの占い師を目指すのであれば、独学はハードルが高いと言えます。
なんとか占いを身につけたとしても、占い師として稼げるようになるまでに、もう一つ大きなハードルを飛ぶ必要があるのです。
東京・大阪なら占い師の求人がたくさんあるが…?
東京・大阪などの大都市であれば、求人を出している占いの館が常時ありますし、電話占いやチャット占いといった、占い師開業のハードルが低い業態も増えています。
実際のところ、都内の一流どころの占いの館では、占い師が常に不足しているといった状況です。
そのため独学でもオーディションを受けたり、ややもするとデビューすることも可能なのですが、面接対策などの点でやはり不安が残ります。
独学の場合は、SNSやココナラを使って無料占いを繰り返し、経験値を積んでいくのが正攻法でしょう。
3.オンライン講座に良質なものが少ない
最近は占い師側にも「鑑定ではなくオンライン講座で儲けよう」といった風潮があり、猫も杓子も占いのオンライン講座に参入しています。
しぜん、品質の悪いものが増えています。
ネットの口コミなども悪いマーケターが自作自演で増やしていたりするので、信頼に値しないものがあります。
また、一部の資格認定商法をやっているオンラインスクールも、「占い師になりましょう」という広告に大量の宣伝費を投じています。
こういった状況ですから、占い初心者が占い学校や講座の良し悪しを見抜くのはかなり難しいと言えます。
占いを習う前に見返すチェックリストを作りました。プロの占い師を目指す方は、こちらもご参考ください。
占い師としてデビューするための4通りの方法
学校や独学で占いを学び、SNSなどで鑑定の場数を踏んで、占い師として必要なスキルを身に着けたら、次は収入を得られるようにデビューしましょう。
占いの館に採用してもらう
占い師としてデビューする代表的な方法です。ネットなどで占いの館を探して、求人ページ(ほとんどの占いの館は年がら年中求人を出しています)から応募します。
そして面接(スタッフや社長による実技チェックがほぼ確実にあります)をクリアして、勤務条件や出勤日を決めて、所属の占い師として働き始めるという流れになります。
電話占いのスカウトに応募する
最近増えているのか電話占いのスカウトに応募する、という占い師デビューの方法です。
これは特に難しいものではなく、自分から募集をかけている会社にコンタクトをとってもよいですし、Twitterなどで占い師を名乗って活動していれば、スカウト会社のほうから声をかけてきます。
ただし、こちらも占いの館と同様に、スタッフや社長による実技チェックがほぼ確実にあります。
垣根はたしかに低いのですが、占い師としての実力は伴っている必要があります。
ココナラ・メルカリなどでメール鑑定をする占い師になる
電話占いではなく、メール占いなどを中心にした、オンライン占い師としてデビューする方法もあります。
この場合はココナラやメルカリなどで集客・鑑定・料金受領を行うケースが多いと思います。
面接などが必要ないため始めやすいのですが、集客できるという保証はまったくありません。
そのためSNSでの活動があわせて必要になってきます。プロの占い師というより、気楽なアルバイト、副業という感覚の方が多いようです。
高価な情報商材に注意!
占い師になりたい人からお金を巻き上げる、自称プロデューサーやSNSの達人たちが、役に立たない情報商材を売って大儲けしています。
Twitterやアメブロを見ると、似たような写真に同じようなプロフィール、集客のやり方も決済のやり方も同じ、といった量産型のつまらない占い師を見ることがあると思います。
彼らは自力でSNS集客やセルフプロデュースに自身がないため、詐欺師のような人たちにお金を払って、くだらないマニュアルを買ってしまうのです。
書いてあるとおりにやっているだけなので、同じような人が大量に生まれます。しかし考えてください。同じような占い師がたくさんいるのに、自分もその仲間入りをして、占い師として食べてけるのでしょうか…?
フリマアプリやスキル販売サイトの活用法について
スキル販売サイトやSNSで鑑定をする副業占い師さんが増えていますが、フリマアプリでの占い販売も引き続き元気です。
メルカリなどでは、占いの出品(利用規約上は発送物が必要なので鑑定書販売という形になるようです)もかなり一般的になってきました。
占い師の仕事の一形態として完全に定着していると思います。ジモティーなどからはリアル集客に誘導することもできそうですね。
フリマアプリ鑑定は激戦化している
とはいえ、フリマアプリでの占いビジネスは激戦化しており、一部の占い師は「もう稼げない」と、ココナラから別のサイトに流出しています。また、占いを勉強しないで適当に鑑定書を書き散らす、なんちゃって占い師たちが少なからずいます。
フリマアプリで占い師をやるなら、占いの学習費用を支払っていない、インチキやマーケティング専門の人たちと戦わなければなりません。また、リキューなどの一部占いフリマアプリは2023年ごろに相次いで撤退しています。
本当に自分はネットビジネスのプロと本当に戦えるのでしょうか。詳しくは「占いの勉強をしなくてもプロの占い師になれる?」をどうぞ。
SNSで活躍するオンライン占い師になる
TwitterなどのSNSで無料鑑定からはじめて、フォロワー数が増えたところで有料鑑定に切り替える占い師さんも増えています。
仕事量はフォロワーの数やSNSでの立ち居振る舞いに影響されるのですが、自分でブランド構築や価格設定を行えるので、細く長くを目指してスタートするのであれば、とても良い選択肢だと思います。
もっとも、今の時代は占いの館で働くにしろ、路上で占い師をやるにしろ、SNSでの露出は必須です。
占い師としてやっていくのであれば、どのみちいつか、SNSとは真剣に向き合わなくてはいけない日が来るでしょう。
占い師デビューしても勉強は続ける必要がある
占い師としてデビューするのは意外と簡単です。しかしそれは新陳代謝が激しい・長続きする人が少ないということの裏返しでもあります。
たとえば、都内の有名店でバリバリ稼いでいる占い師と先生は「同じ占いの館に勤めるのは長くても5年」と話していました。
占いの勉強とリピーター作り、そしてメディアでの露出を頑張っていかなくては、そのうち行き詰まるということでしょう。
占い師で独立開業する方法
占いを勉強して、どこかでデビューして、お金をいただけば、すでにあなたは占い師です。しかし、占い師として独立開業してご飯を食べていけるのでしょうか?
占い師としてデビューしたあとは、収入アップや自由な生活を目指して、独立開業を狙いましょう。
しかしながら、やみくもに独立してもうまくはいきません。きちんとした準備が必要です。
名乗っただけ、SNSで自己紹介しただけ、アメブロで記事を書いただけ、YouTubeで三択タロット動画を出しただけ、では仕事は来ません…。
集客の方法を確立する
何度かお話しているように、占い師を目指すのであれば、まず集客の方法を確立する必要があります。
多くの占い師さんは営業を占いの館や電話占い会社に依存しているので、鑑定客を引っ張ってくる力がありません。
そのためリピーターを育て、記事執筆などでメディアでの露出を確保し、SNSでフォロワーを十分に増やしてから独立開業することになります。
副業として独立開業する場合は、本業の稼ぎがあるうちに、これらを達成する必要があるでしょう。
占い師は本名でやったほうが良い?
占いの館で占い師デビューした場合、占い師ネームを商標登録されたり、お店以外ではこの名前を使わないという契約書にサインをさせられることがあります。
これを回避するために、本名で占い師をやる人も一定数います。本名は誰にも取り上げられないからです。
ただし、女性占い師は本名を明かすとストーカー被害などに逢う可能性があります。
鑑定場所を自宅・事務所・オンライン・カフェなどから選ぶ
占い師として独立開業すると決めたら、次は鑑定スタイルを決めましょう。
自宅で鑑定する、鑑定用に事務所を借りる、コワーキングスペースやカフェなどで鑑定を行う、オンライン占い師やメール占い師として一本立ちする、などが代表的です。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、ある程度の都心に住んで、鑑定の際にはカフェを利用するという人が多いようです。
鑑定用に事務所を借りるのは店を出すのと変わりませんから、ターミナル駅近くの家賃の高い場所を借りる必要があります。
このため、店舗や事務所を借りるのは、稼ぎが安定してから手を出したほうが良いでしょう。
ちなみに私は新大久保のカフェと、ビジネスエアポートというコワーキングスペースを利用しています。小規模の兼業占い師なので、このあたりが費用的にも、使い勝手も丁度良いです。
個人・個人事業主・法人のどれを選ぶ?
占い師として開業する際は、個人・個人事業主・法人の3形態からスタイルを選ぶことになります。
多数の方はまず届け出の不要な個人で占い師として開業して、儲かり始めたところで個人事業主の届けを出します。
そして物販や多角化展開をはじめ、売上が立ってきたところで法人成りというパターンが多いと思います。
事業化すると確定申告が大変になりますが、税理士を入れるかどうかのボーダーラインは個人と個人事業主では年商800万以上、法人であれば年商1000万円以上を目安にしてください。
占い師を開業するためのハウツー本
占い師ビジネスをはじめるための本、というのもあります。
少し古いのですが「誰も教えてくれない〈占い師〉の始め方・儲け方」という本がよく出来ています。
占い師の業界自体が基本的には旧態依然としているので、内容はそれほど古くなっていません。
この本では、占い師になるために必要な資質・勉強・開業・経営のプロセスをざっくばらんに解説しています。
即実行に移せる、というほど詳しくはないのですが、この本とネットとを組み合わせれば、占い師の夢に向けて大きく前進できると思います。なかでも接客や税務に関する心得は必読だと思います。
開業するにあたって法律面で気をつけること
占い師と名乗った時点で占い師ですから、開業に際して法律で制約されることは特にありません。
しかし、占い師も営業に関しての法律を守る必要があります。
例えば、ネットでの通信鑑定には特定商取引法(旧訪問販売法)による規制が適用される場合があります。
これは個人でも法人でも同様で、厳格に解釈をすると、ネットで集客して鑑定業を営む占いは概ね適用されると言ってよいでしょう。
同法では広告に関する情報(店主は誰だ、返品のルールはどうだ云々)をホームページに表示する義務があります。
また、顧客に誤解を抱かせるような記述をした場合、行政処分の対象となる可能性があります。開業される際は十分に注意を払ってください。
また2019年に消費税契約法が改正され、霊感商法に強い規制が入りました。
今回の改正では「霊感」という言葉がそのまま条文に盛り込まれるなど、占い師と占い業界が狙い撃ちにされている印象があります。
不安を煽って鑑定に誘導したり、霊感で壺や石を売るのは明確にアウトになったと言って良いでしょう。
これからは占い師にも、鑑定依頼者にも、法律の知識が必要です。
法律相談や税金の計算、医療に関する指導などは、無資格では行なえないものがほとんどです。占い師として相談されることの多い分野ですが、気をつけて開業しましょう。
開業する際にホームページを作る必要はあるか?
現在はSNSとブログだけでも占い師としてマーケティング活動ができますが、メディア進出などを見据えていくのであれば、ホームページの開設は必須です。
その際は構成(使用占術、プロフィール、セールスポイント、顧客のために何ができるか等をきちんと書く)を練って、デザインのクオリティが高く、使いやすいホームページを作る必要があります。
ホームページは占い師の看板であり店構えです。
占い師はお金と相手の個人情報と人生を預かるわけですから、お客さんとしてはうさんくさい場所には飛び込みたくない、というのが本音だろうと思います。
富裕(高客単価な)お客さんほどそうであるのは、間違いないでしょう。
グーグルマップの口コミ対策は必須
自身で店舗を構えたり、カフェなどを使って間借り鑑定をする場合など、リアルスペースで対面鑑定をするのであれば、グーグルマイビジネスというGoogleマップ検索の付属サービスに登録するのがほぼ必須となっています。いわゆるMEOと呼ばれる対策です。
こちらは少し奥が深くなりますので、参考書として「googleマイビジネス 無料でカンタン! 儲かる飲食店に変わるGoogleマイビジネス超集客術」をご紹介しておきます。占い師が読んでもたいへん役に立つ内容です。
なお、開業して電話番号やメールアドレスをネットに載せた途端、MEO対策の業者からセールスが大量に来ますので気をつけてください。
一番多いのは「口コミをかわりに投稿します」「悪い口コミを消します」「評価を上げます」といったもので、これらは全てGoogleのルール違反です。
お客さんが増えるどころか、検索エンジンで表示されなくなるなどの制裁を受け、占い師としてグーグルマップ上で存在を消されてしまったり、最悪、お店が潰れてしまう可能性まであります。
地方都市で開業すると儲からない?
占い師も需要と供給のバランスですので、地方都市でも稼げないということはありません。
むしろ大阪のように、メディアは発達していないけど競合が多くて単価が安い中途半端な大都市圏のほうが、群馬や札幌などよりも苦しいかもしれません。
ただし、本気で稼ぎたい・占い師で一生食っていきたいというなら、メディアやコンテンツ開発会社の集中している東京に出て来るべきで、これは間違いありません。
ネットの発達でどこにいても仕事が出来る時代が来ていますが、占い師として必要なコネクションを育てるためには、やはり場所が大事だと思います。
占い師になるには?Q&A
ここからはQ&A形式で、皆様からお寄せいただいた「占い師になるには」関連の質問にお答えしたいと思います。占い師の資格や霊感の必要性、求められる素質などについても詳しくお話します。
Q.占い師に資格は必要ですか?
占い師の公的な資格というもの自体がそもそも存在しない
結論から言うと、占い師になるために資格や検定は必要ありません。仮に、占いの通信講座などで占い師の資格を取得したとしても、全くと言ってよいほど現場では役に立ちません。
それなのに、占い師の資格を欲しがる人があとを絶ちません。占い業界への足がかりがない人が、漠然とした不安を解消するために取得するケースが多いようです。
占い師の民間資格を取ってもプラスにならないことが多い
しかし、意味のない民間資格を履歴書に記載してしまうと、面接官に「こいつは素人だな」「プロの占い師としての訓練を積んでいないな」と、かえってマイナスの印象を与える可能性があります。
占い学校や占い団体の資格には意味がない?
なぜ占いに資格や検定が必要ないのでしょうか。それは、占いは治療や法律相談といった免許が必要な行為ではなく、能力の基準を国家が定めているものでもないし、それらがあったからといって業務や就職転職に活用できるわけでもないからです。
各種の占い学校や団体が資格や免状、認定証を発行していますが、これはあくまで私的な団体が発行した私的なものです。小学生向けのそろばん検定などよりも断然に下なのです。
そんなわけですから、持っていたからと言って何かが許可されるわけでも、現場で評価されるわけでもありません。
社団法人や財団法人が発行する資格であっても同様で、資格そのものが国に認められていなければ、社会的な価値は全くありません。
そもそも日本には、占いに関する公的な資格はありません。公的なものを装っている資格は詐欺に近いと考えてください。
もっと言えば、資格を高々と掲げている団体は「怪しい」ところが多いのです。
資格証明書を高額で売りつけたり、資格取得のために延々とセミナーを受けさせる悪質なところもあるようです。
占い学校でお金を出して資格を取るくらいなら、ファイナンシャルプランナーや公認心理士など、占いと組み合わせられる公的な資格を取るほうが営業ツールとして何倍も有用だと思います。そして、
それでも資格があれば就職や集客に有利じゃないの…?
といった意見もあるのですが、私の目の届く範囲では、占い師の資格があったからといって就職・転職に有利になったという話は聞きません。
悪徳占い団体や悪徳占い学校が次から次へと資格を発行しているので、採用担当者やお客さんも何の資格を信じてよいのか解らない、というのが占い業界の実態です。
唯一役に立つ占い師の資格はこれだ!
占い師の資格はまったく無意味かと言うと、実はそうでもありません。
役に立つ占いの資格というのも、数は少ないのですが存在します。それは、占い学校を併設した大きな占い館の発行するものです。
一般社会では通用しない資格ですが、グループ企業内で就職・転職する際に活きることがあります。
また、家元制を取っている占い団体内では、所属団体内で占い師として独立させてもらう際に資格が必要ということもあります。
亭号(落語家の名字みたいなもの)を使わせてもらう対価としてなら、一考してもよいでしょう。
このように、使用できる範囲がかなり狭く、費用に見合うとは言い難いのですが、占い師の資格の全てが無意味というわけでもありません。
占いの資格は履歴書に書かないほうが良い?
「資格があっても困らないし、いちおう取っておくか」というノリで占い師の資格を取得される方がいます。
しかし、安価な通信教育講座などで取得できる資格を履歴書に書くと、逆に「勉強していない証拠」「業界のことがわかっていない」と面接官に受け取られかねません。
学習目標として資格を取るというのは良いのですが、取得したことを公にしたり、履歴書に書くべきかは一考が必要だと思います。
Q.独学でも占い師になれますか?
A.独学で占い師を目指す人が増加している
時間的な制約がない、学習費用がそれほどかからないといった理由で、占いの独学は優れた勉強法です。
独学でプロの占い師になることも十分可能です。しかし独学はそれなりに難しい点もあり、人によって向き・不向きがあります。詳しくは以下のページで解説しています。
Q.占い師になるには費用がどれくらいかかりますか?
A.占い師になるには10万円から40万円ほど学費が必要
一般的に、独学ですべてを済ませるのであれば数万円から10万円、有名な占い師に弟子入りするのであれば、40万円以上の金額が必要だと言われています。
占い師になるための費用については、別ページでもまとめておきましたので、気になる方はこちらもご覧ください。
Q.おすすめの占い学校・占い講座・占い教室を教えてください。
A.占い学校の選び方で将来が左右される
占い学校や占い講座は多々ありますが、個人的には「占い師デビューを見据えるのであれば有名な講師陣を擁する学校」「基礎が不安ならカリキュラムがしっかりした学校」を選ぶのが良いと思います。
その視点からおすすめの占い学校をまとめましたので、興味のある方はご一読ください。
東京や大阪などにお住まいの方は、有名な先生の占い教室や、占い講座の門を叩くのもよいアプローとだと思います。
東京では東海林秀樹先生や照葉桜子先生、林巨征先生、黒門先生、CHAZZ先生。関西では兵庫の椎羅先生や大阪・堺の梅川泰輝先生などは、占いを深く学究されており、信頼できます。
自分で占い学校を選びたいという方は、上記の「誰も教えてくれない占い学校の選び方」を参考にしてください。
A.タロット占い師になるには?
占いを学び始めてみたい、占いがどういったものか知りたいという方向けに、無料のタロット占い入門講座のページをご用意しました。ここからタロット占い師を目指すことも可能です。
もちろん無料ですし、ユーザー登録なども必要ありません。タロット占いは初心者にも親しみやすい占いですから、まず占い師としての適性(占いの仕事や勉強が好きになれるか)を試していただければと思います。
また独学でタロット占い師を目指したいという方に、学習の手順や実践鑑定の方法をまとめたページ「タロット占い師になるには?」をご用意しました。こちらもご覧ください。
Q.占い師の勤務時間はどうなっていますか?
A.占い師は勤務時間に左右されないぶん自己管理が必要
時間に縛られない自由な生き方、というイメージがある占い師ですが、占いの館勤務の場合などはサラリーマンと大差ない生活になります。朝起きて、鑑定して、帰宅しての繰り返しです。週休は3日ないしは4日というのが多いようです。
占いの館に勤務する場合、一般的には早番が10時~16時、12時~18時などで、遅番は17時~22時くらいでシフトを組むことが多いと思います。12時~21時の通しで入っている占い師さんも多数いらっしゃいます。
電話占いとリアル店舗を組み合わせているお店もあり、出勤中にお客さんがつかなければ電話占いに出たり、退勤後に自宅で電話占いに出て残業したりと、勤務態勢については一般のサラリーマンなどよりも幅が広いといえますが、勤務がダラダラと長くなりがちです。
お休みが多いようにも思いますが、占い師は土日祝日が関係ないお仕事ですので、週休3日でも年間休日数はサラリーマンより少なくなることもあります。
休日は一般的なサラリーマンと同じくらいには取れますが、すべてを自由時間に充てるというわけにはいかず、勉強したりセミナーに通うことも必要です。
また、生活費に足る売上が立っていないようであれば、電話占いなどで待機時間を増やすということになります。占い師になったからと言って、リッチで気楽な生活が保証されているわけではないのです。
それでも、特定の組織に一生を捧げなくてよい、気の合わない上司や同僚がいれば職場を変えられる、自由なキャリアプランを描けると言った、サラリーマンにはないメリットもあります。
このあたりは占い師さんごとに、独立してよかった、副業にすべきだった等、色々と意見があると思います。
占い師としての生き様や、占い師を目指すということについては、高橋桐矢先生が「占い師入門」という本を書かれていますので、参考になるのではないでしょうか。
Q.占い師の仕事に霊感は必要ですか?
A.占い師に霊感はまったく必要ない
占い師に霊感は必要なのでしょうか。結論から言うと、占い師に霊感はあってもよのいですが、なくても全く問題ありません。
なかには「占いは霊感がない人が神様の声を聞くツール」という人もいるくらいで、占いをきちんと勉強していれば、霊感がなくても立派に鑑定することができます。
霊感がないのに霊感があるとウソをつく占い師もいる
しかしながら、占い師としての営業面から考えると、占い師は霊感があるほうが得をするケースが多いと思います。霊感があると言うと、スピリチュアル好きな、ある意味困った?お客さんが殺到するためです。
霊感がないのに「ある」と言っている占い師もいますし、逆にスピリチュアル好きなお客様を避けるために、霊感があるのに「ない」と言っている占い師もいます。
そのため霊感があるから良いとか、霊感がないから良いとかは、一概には言えないのです。
周りを見て決める必要はなく、自分に霊感があるならある、ないならないと素直にプロフィールに書いてみて、お客さんやお店の反応を見ながら鑑定スタイルを決めていけば良いでしょう。
占い師になるために霊感が必要なのか、技術的な面と営業的な面から調査したページもどうぞ。
Q.どの占いから勉強するべきですか?
A.まずは命術と卜術をひとつずつマスターしよう
まず大前提として、命占(占星術など生年月日から鑑定するもの)と卜占(タロット占いなど)をセットでマスターしないと、占い師として実務に耐えるのは難しいと思います。
したがって自分のメインとなる占いを、命占と卜占で一つずつ決定する必要があります。
一般的な占いには命(四柱推命など)・卜(タロットや易など)・相(人相手相など)の3種類があると言われています。占いの館や電話占いで鑑定するためには、命卜相のうち2つは身につけておきたいです。
- 命占に関しては、東洋占術系の人であれば気学・九星術・四柱推命・算命学を、西洋占術系の人であれば西洋占星術やインド占星術を選ぶ人が多いでしょう。
- 卜占に関しては、東洋占術系の人であれば易、西洋占術系の人であればタロット占いを選ぶ人が多いでしょう。
- 上記にプラスして、人相や手相を学ぶことで鑑定の幅が広がり、お客様からの評価も高くなるでしょう。
ここで挙げた占いは比較的学習環境が整っているので、初心者でも中級まで到達しやすいと言えます。
しかしながら、実際にプロとして鑑定していくのであれば、その占いをやりたいかどうかに加えて、その占いが自分のキャラクターに合っているか、その占いに市場のニーズがあるかを考えなければなりません。
手相・タロット・オラクルカード・四柱推命などが人気
何から手を付けてよいかわからないという人は、手相・タロットカード・オラクルカード・四柱推命といった、占い初心者に人気の占いを選んではどうでしょうか。
占い初心者に人気の占いは、学習費用が安い・良質な参考書が一般書店で売られている・勉強している人が多くて周りに質問できる・その占いを受けたいと思う人も多い、といったメリットがあります。
タロット占い師を目指す方をモデルに、学習の手順や実践鑑定の方法をまとめたページ「タロット占い師になるには?」をご用意しましたので、こちらも合わせてご覧ください。
Q.電話占いの仕事について詳しく教えてください
A.占い師がみんな辛いと漏らす電話占いのリアルな現場
電話占い一本で鑑定している人や、占いの館の勤務にプラスして電話占いを始める占い師が数多くいます。
いまや電話占いはポピュラーで、占いビジネスの主流になりつつあります。
最近では、占いの館も電話占いの会社と提携しており、待機時間中の占い師を電話占いに回すこともありますので、電話占いは避けて通れない道の一つになりつつあります。
売れっ子になれば、電話占いだけで生計を立てることも不可能ではありません。占いの館との掛け持ちの場合、月数万円~10万円程度を収入にプラスしている人が多いようです。
電話占いにはそれなりのデメリットもある
すき間時間を使える、自宅からできるといったメリットがあるのですが、精神的にキツいと皆さんおっしゃいます。
よく聞くのは「電話で一日何時間も占いをするので疲れる」「不倫と復活愛の占いばかりでイライラする」「占い師としてのキャリアにならない」「指名が増えないと報酬が上がらない」「悪い波動を対面よりも受けやすい」といった意見です。
占いの館と違って、鑑定依頼の内容が不倫や復活愛などに大きく偏るというのも、経験者がよくこぼすことです。
電話占いは秘話性の高いシステムなので、このへんは仕方ないのかもしれません。
ちなみに電話占いのワリ(占い師の取り分)は対面鑑定よりやや安くなります。東京では対面鑑定の相場が50%、電話鑑定だと35~40%程度ではないかと思います。
電話占い師として開業するためのマニュアル
電話占いについては五十六謀星もっちい先生が「はじめよう電話占い師」という大変良い解説本を出しておられますので、ぜひ参考になさってください。
副業として電話占いからスタートする、うまく行きそうなら専業になる、というハードルの低いアプローチの、占い師を目指す本です。
電話占いのシステム紹介だけでなく、占いジプシー対策やアゲ鑑定サゲ鑑定、お客さんの入る電話占い会社の見分け方など、話しにくいことも率直に書かれており、とても役に立つと思います。
アフターメールの書き方やセルフプロモーションの提案、お客様とほ会話例なども大変参考になりました。
またオーディション対策のページは珠玉の出来で、インタビューでの応答がその後の待遇やランク決定(占い師の待遇)にどう影響するかが微細に書いてあります。この視点の情報は本当に珍しいと思います。
Q.占い師になるためにはどういう本で勉強するべきですか?
A.占い師になるには中身のある筋の良い本で勉強することが必要
占い師になるためには、それなりの品質の本で学習を進めていく必要があります。
コミカルな占い本は安いし読みやすいのですが、占い師に必要なスキルが身につくとは言い難いです。おすすめの占い本を以下にまとめておきましたので、参考にしてください。
Q.相談者から悪い気を受けるのが怖いです。
A.相談者からの悪い気を「切る」ことができないと占い師自身が病んでしまう
これは占い師全員に共通する悩みです。やはり、何らかの解消法が必要でしょう。私が友人知人の占い師から聞いた解決策のうち、いくつかを紹介します。
- 退勤後に読経する。
- 清めの塩を使う。
- 出勤前にペットボトルの水を買って、ずっとテーブルに置いておいて、退勤後に飲まずに捨てる。
たいていの占い師さんは仕事終わりがどうしても夜になるのですが、電話占いなどで早朝に終業するという方は、寝る前に自宅近くをぐるっと散歩するの良いと思います。
Q.西洋占術と東洋占術のどちらを学ぶべきですか?
A.実はけっこう差が大きい西洋占術と東洋占術の世界
ざっくり言うと、市場ニーズが強いのは西洋占星術やタロット占いなど西洋占術ですから、万人受けする占い師を目指すのであれば、このふたつが王道となります。
しかし、タロットと西洋占星術は使い手もそのぶん多くなるので、競合が激しくなります。
メジャーすぎる占いのため、東洋占術の占いほど種類や秘密感がなく、自分の特徴を出しにくいといった弱点があるわけです。
占いの種類は占い師の個性と直結しますから、ご自身の好みや将来設計とあわせてよく考えてみてください。
最近は東洋でも西洋でもないインド占星術や、西洋でもアストロダイス、ビブリオマンシー、ジオマンシーなどを使う人も増えています。
また「どういうタイプがどれに向いているか」という話ですが、個人的には直感タイプの人は西洋、理詰めで入る人は東洋、どちらもバランスよくできる人はインド占星術から入るほうが良いのではないかと思っています。
占いの中には生まれた時間がわからないと鑑定できないものがある
占術は占い師の武器です。どれを学ぶか選ぶ前に、占いには生まれた時間が必要なものと、必要ないものがあるというのを知っておいてください。
一部の東洋の占いやインド占星術は、生まれた時間が解らないとそもそも鑑定ができません。
私は先輩の占い師さんから、「日本人で生まれ時間を覚えている人は半分もいない」と聞いたことがあります。
そのため生まれた時間の必要な占いしかできないと、鑑定客の半分はお断りするということになります。詳しくは「占いにおける生まれた時間の意味」をどうぞ。
参考までに、生まれた時間が必要な占い、生まれた時間が不要な占いを列挙しておきます。
生まれた時間が必要な占い
- 四柱推命(※)
- 紫微斗数
- 西洋占星術(※)
- インド占星術(※)
(※)印は大幅な精度の低下がありますが、生まれた時間がなくてもギリギリ鑑定は可能です。
生まれた時間が不要な占い
- 周易
- 断易(五行易)
- タロット占い
- 算命学
- 気学
- 九星学
- 人相
- 手相
- 姓名判断
Q.占い師の素質ってどんなものですか?
A.占い師として必要な素質は社交性と我慢強さ
占い師に向いているのはどういう素質の人ですか…とよく聞かれるのですが、何より大事なのは霊感でもトーク力でも偏差値でもなく、我慢強さと社交性です。
カンや常識がその次くらいでしょうか。占い師の実際の業務は「相手の話を引き出して、元気づけて、方針を決めるヒントをあげる」ことなのを忘れてはいけないですね。
とにかくストレスの多い仕事なので、我慢強い人に加えて、気分転換の上手な人も向いていると思います。
占いの現場で言われる「アゲ鑑定」と「サゲ鑑定」
よく「アゲ鑑定」「サゲ鑑定」ということが言われますが、お客さんをほめてほめてほめまくって伸ばすか、きつく叱って生き方を正すか、どちらかのスタンスで接客することが求められているわけです。あの人はサゲ鑑定の占い師だよね、といったことがプロの占い師の間でも、お客さんの間でもよく言われます。
芸能界出身や水商売出身の占い師が多いわけ
占い師にはカンの強さや常識があったほうが良いに決まっていますが、またこの人と話したい、この人の話を聞いてみたい、という、社交性や魅力がなければリピーターは獲得できません。
会社経営者と話をしていると、弁護士や税理士の先生を選ぶ際にも人柄や話しやすさを重視するとみな口を揃えて言います。占い師であれば尚更ではないでしょうか。
こういった事情のためか、都内の一流どころと言われる占いの館では、キャバクラ出身、保険営業出身、お笑い出身の占い師さんをよく見ます。おそらく、どこの占いの館にも一人はいるはずです。
Q.占い師に向いているのはどういう人ですか?
A.占い学校のスタッフさんの話を聴いてみよう
占い師に向いているのはどういう人か、そして占い師になれるのはどんな人か、占い学校の元スタッフで、在籍中にプロ占い師としてデビューした高遠明日香先生に裏側の話をお伺いしました。
占い師に向いている人のタイプ、占い師に霊感が必要かどうか、良い占い師にるためには、占い師になる人の特徴等、気になるあれこれを記事とインタビューの二部構成でお届けします。
Q.占い師になれるのは何歳までですか?
A.若いにこしたことはないが何歳からはじめても大丈夫
何歳までなら占い師になれるのか、年齢を気にされる方が多いのですが、占い師を目指すのであれば、何歳から始めても大丈夫です。
お年を召した方には相応の人生経験とキャラクターがありますし、実際に筆者の周りでも、 還暦近くになってから占い師としてデビューして、自分のオフィスを持った方もいらっしゃいます。
ただし、占いの館での対面鑑定を主戦場にするには、若さと見た目が求められているように思います。ぶっちゃけた話をすると、都内の占いの館が中心的に求めているのは20~30代の女性占い師です。
Q.占い師の年収はどれくらいですか?
A.都内の一流店でレギュラーの椅子があれば年500万円稼ぐのも可能
占い師は儲からないと思われがちですが、正直言ってピンキリです。
東京都内に限定すれば、平均値・最頻値とも年収200~300万円くらいではないかと思います。
都内の占い館でナンバー5くらいに入れれば、年収500万円〜800万円ほど稼げるのではないでしょうか。
そこにコンテンツや原稿やら各種の仕事を乗せて、一流どころの先生で年収900~1000万円くらいではないかと思います。
また電話占いなどで一日中待機できる方であれば、所属する電話占い会社にもよりますが、毎月100万円台中盤~後半を稼ぐことも可能です。ただし、相当な体力と精神力が必要になります。
そして厳しい話ですが、地方に行けば占いの市場が狭い上に、副業をしている人が増えるため、占い師自体は多いという激戦区で、生活保護を受けながら鑑定している占い師もいるようです。
Q.占い師も税金を払う必要がありますか?
A.もちろん納税義務があります
占い師も当然、税金を払う必要があります。占いの館や電話占いの会社が源泉徴収を行っていれば、占い師自身が確定申告を行って経費を損金算入し、払いすぎた税金を取り返すということになるでしょう。
個人で活動する際も帳簿をつけて適切に納税する必要があります。帳簿はExcelや会計ソフトなどで十分ですが、実際の確定申告は税理士さんにお願いしたほうが安全です。
売上高が1000万円ほどであれば、月の顧問料が1万円で、決算時に10万円といったところが相場だと思います。
Q.お金をとって占いをするとバチが当たると言われましたが…?
A.むしろお金をもらわずに占うとバチがあたります
私も数度、こういう人に出会ったことがあります。占い師は神様の使いなのでお金を取るなんてけしからん、といった理屈のようです。
これは占い師さんごと、流派ごとに考え方が違うので、何とも言えません。
宗教がベースのところは、そういう指導をすることもあるようですが、神社やお寺でもお布施をとって祈祷をしているのに、神官や僧侶より遥かに俗な占い師がそうしてはいけない、という理屈は成立しないと思えました。
むしろ、私が師事している香港の先生は「かならずお金を貰いなさい。お金を貰うことで商売となり、相手の人生と距離を置くことが出来ます。相手の人生と距離が置けないと言うことは、運命を変えた副作用が占い師にも及ぶということです」と話していました。
Q.株やギャンブルについての相談を受けてはいけませんか?
A.古来から大名人たちは株やギャンブルを占ってきました
株やギャンブルの鑑定をするなと師匠に言われた、けしからんと人に怒られた、という話もよく聞きますが、全く問題ないと思います。
これについては関連記事「占いでギャンブルや相場を見るのは禁止されている?」で詳しくご説明しているので、よろしければお目通しください。
ちなみに、私が若い頃にお世話になっていた鮑黎明先生(台湾と日本のハーフ)は、「台湾だと断易でみんな占ってますね。チンチロリン感覚ですよ」と大笑いしていました。
Q.占い師は不幸になったり呪いを受けたりすると聞いたのですが…?
A.実際にそういう人があるのも事実です
占い師は呪いを受けるので短命になる、という話があります。これはデマだと言いたいところなのですが、私も何度も聞いたことがありますし、また実際の例をいくつも思いつきます。
実際にどういうことが言われているか、回避法があるのかどうかを記事にまとめておきましたので、興味がある方はご覧ください。
個人的には、おかしなカルト教団のようなチームを組んで悪さをしたり、特定の占いの呪術的要素に頼り切って行動したり、ネットで誹謗中傷を繰り返しているような人たちが、どんどん自滅しているように思います。
Q.占いのアプリやコンテンツを作りたいのですが?
A.あまり儲からないが宣伝になるので名刺交換に励もう
LINE、Web、ネイティブアプリなどの占いコンテンツを作りたがる若手の占い師さんが多いのですが、何よりもまずコンテンツ制作会社の目にとまる必要があります。
具体的には、本を出したり、テレビに出たり、占いイベントを開催したり、LINEお悩み相談室などでよい成績を収めるなどして、人より目立つ必要があるでしょう。
タレント性があると思われれば、業者の側から接触してきます。また占いの館所属であったり、名のある占い師さんのお弟子さんであれば、コンテンツ制作会社からのお誘いを受けやすかったり、師匠を通じてオファーが来たりもします。
肝心の収入ですが、ほとんどのケースではもうかりません。最近はロイヤリティが2%~5%前後になる契約が多いようです(昔は15%くらいの契約もザラにありました)。
これだと安定収入にするのは厳しいでしょう。売り上げが初月に数百万あっても、それ以降は数十万~数万円と大きく下降するコンテンツが殆どで、有名な占い師の先生であっても、コンテンツが放置されていて、月数百円しか入ってきてないという人もいます。
ぶっちゃけた話、占いコンテンツは占い師として、名前を売るためのものと割り切ったほうがよいでしょう。
もちろんゲッターズ飯田さんや鏡リュウジ先生のように、大ヒットを飛ばせば相応に儲けられるのですが、占いコンテンツは内容よりも占い師の知名度勝負だということです。
コンテンツがヒットするくらい有名になっているならば、占いコンテンツからの収益は、あなたの稼ぎのうちの大きくない部分になっているでしょう。
そして何より、コンテンツの世界はまったく新陳代謝がなく、20年前の一流どころの占い師が、未だにランキングのトップをずっと独占しています。
おそらくユーザーがじわじわと高齢化しているためで、特に知名度のない占い師がこの世界でガツンと儲けるのは望み薄だと考えてください。
【まとめ】占い師になるには知識が必要・稼ぐには努力が必要
最後に、占い師になるにはどうすればよいか、気をつけるべきことはなにかをまとめます。
- 占い師になるには資格はいらない。
- 学校、教室、独学のルートがある。
- 占い師も商慣習や法律を学ぶ必要がある。
- 独学したい人は 占い師になりたい人へのおすすめ書籍 で筋の良い本を探す。
占い師になるには知識が、占い師として稼いでいくためには努力が必要です。
しっかりとした学習計画・デビュー計画を立てて、稼げる占い師としてデビューしていただければと思います。
プロ・プロ占い師志望者向けのおすすめ占い学校
当サイトが運営する高円寺の占いの館/占い学校「占いサロンチャンス」にて、プロ・プロ志望者向けの占い講座を運営しています。良質なカリキュラム、信頼できる講師陣にのみ登壇をお願いしています。プロの占い師になりたい、という方はぜひご参照ください。
占い師になるにはどうするか?を動画で解説しています
時間がない方のために、「占い師になるには」の要点を切り抜いた動画もご用意しています。
占い師になるには?
占い師になるにはどうすればよいか、占い師というのはどういう仕事か、現役占い師の立場から解説するページ「占い師になるには」を作りました。こちらもご覧ください。
https://www.senjutsu.jp/labo/labo_uranaishi