雑談・自己紹介

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  • #1808 返信
    墓相と風水
    ゲスト

    墓相の人の意見が、書かれていました。紹介します。

    風水の大元は、葬地の法であり、墓相なのに、「風水」
    の単語だけを使って、墓相と縁のないような宣伝ばかり
    をするのは、ゴマカシだそうです。
    陽宅、家相だけしか強調しないのは、インチキだそうで
    す。

    中国の風水が、土葬だけに限定し、陽宅、家相だけを言
    うのならば、墓地風水は術としての研究がなっていない、
    研究が遅れていることになるそうです。
    火葬でも対応できる、日本の墓相よりも、劣ったものが、
    中国の風水だと言えることになるそうです。

    中国の風水には、先祖供養やお墓参りなど、本当の信仰
    心が欠けているそうです。
    華僑の人など、風水の良い場所なら、別の国に墓を建て、
    お墓参りに何年も行かなくても、気にしないのだそうで
    す。
    台湾の人達も、先祖供養に熱心なのは、風水の良い場所
    に墓を持っていないような、一般庶民の人達だそうです。

    #1809 返信
    江戸時代の墓相
    ゲスト

    江戸時代に「家相」が流行しても、「墓地風水」が広まらな
    かった、その理由を研究したものがあった。

    東北大学の先生が編者のもので、正確な本の名が出てこない
    のだが、江戸時代には西岡玉金などの書いた、「墓地風水」
    の本があったそうだ。
    江戸時代の記録に残っている「家相、風水」の本は、三百冊
    ほどあったとのこと。風水は家相として流行したが、墓相は
    ほとんど広まらなかったそうだ。

    昭和、平成の時代になっても、風水は家相だけに終わり、歴
    史としては繰り返しとなり、墓地風水は日本では広まらない
    だろうとしていた。

    墓地風水が広まったのは、中国民族が住む国や、華僑が住む
    土地で、それ以外は朝鮮や韓国など、東アジア地域に限定さ
    れる風習だとのこと。

    中国民族は、「生まれ故郷への埋葬」に、異常にこだわると
    もしていた。
    中国に返還される前の香港には、アメリカなどで亡くなった
    中国生まれの人が、「いつかは中国の故郷に埋葬されたい」
    と思って、仮埋葬されている場所があったそうだ。数万体の
    遺体があったそうだ。

    香港自体が重度の墓地用土地不足であり、中国に返還された
    時には遺体の思いに関係なく、大部分が火葬処理をされてい
    たらしい。

    中国も共産党による革命の当時から、土葬をすると「農耕地
    面積の減少になる」と、問題にしたそうだ。仮に十三億の人
    民を、全て土葬にしたとすれば、どの程度の面積が必要なの
    か、考えるだけでも恐ろしいが。

    土葬と、特異な遺体処理の習慣もネックで、「遺骨信仰」と
    表現される骨へのこだわりも、中国民族以外には困難な風習
    としていた。
    朝鮮や韓国には「小中華思想、儒家思想」が残っており、こ
    れが墓地風水を受け入れ、こだわる土壌を生んだらしい。

    #1810 返信
    鈴木
    ゲスト

    静岡から参加の鈴木です。
    1808番へ。
    墓相と陰宅風水はまず、大元が異なる考えです。
    墓石業者や石材屋が儲かる方が吉相、儲からないのが凶相という話です。
    これは説得力大です。
    私は理論を知らない人に風水解説をする時、信用も含めて、儲かる方がどちらか考えると分かりやすい、第一に損得勘定で考えて、覚えると覚えやすいです、と説明します。
    まず、問題になるのが、墓を守り伝えるのはともかく、墓石以前に、墓を置く墓地全体の風水状態です。
    荒れ墓地問題等には、TVが良く入るのですが、草が生い茂る事は、気が旺盛な証拠ですから、そういう意味からすれば、土地の気はTVでも確認可能です。
    問題は宗教や信仰心の問題に話が行ってしまい、先祖の問題として、陰宅風水に肝心な理解を得られない点です。
    お墓の風水の話になると、敬遠される確率が陽宅以上に高いのは、徳分とか、先祖の恩恵とか、利益外の問題に時間や人を取られるので、損得勘定で必ず削除されます。
    運命学で損得や採算を言い出したら何もできないのが実情で、日本の風水の実態がこれで見えてきます。

    #1811 返信
    失敗した予言者
    ゲスト

    いつも降りる駅に近い古書店に、G社の占い本、ムックな
    ど、大量に入荷しており、新旧多種多様のものがあった。

    今となっては全てが外れた、1980年代の予言本に「失敗し
    た予言者」の一人として、葬経の著者に仮託される、郭璞
    が書かれていた。

    五胡十六国の時代、東晋の建国者の一人の王敦が、反乱の
    成否を占わせ、郭璞が「反乱は失敗」と答えたのに怒り、
    郭璞を切り殺した話が書かれていた。
    郭璞も自分の命は、「本日に尽きる」と言ったそうだが。

    風水や仙道の、韓国起源説を書いたものもあった。戦前の
    日本にもあった「神国日本」を連想した。

    はるか昔、黄河流域には「東夷」という民族が住み、高い
    文明を誇っていたが、漢族に圧迫されて、今の朝鮮半島に
    押し込められたそうである。

    東夷は、後の金族、満州族、女真族、契丹族、鮮卑族など
    に分裂していったそうである。
    その「東夷」が持っていた高い文明の一部が、漢族に伝わ
    り風水や仙道として、今に残っているそうである。

    #1813 返信
    鈴木
    ゲスト

    こんにちは、皆様。
    静岡から参加の鈴木です。
    1811番へ。
    東夷の話は抜いてみると、満州族も漢民族もどちらも、政権にとって、他民族は「侵略者」という歴史的解釈があるから、おそらく、モンゴル人の作った元も、満州族の作った清も、歴史的な見方や解釈以前に相手に対して質問を掛ければ、必ず、「相手が侵略者だ」というのは、もはや常套句。
    預言と予言は違うという説があり、故・ジーン・ティクソン女史(1904~1997)が、生前、「預言」は神の力を得た予言でまず、外れることはない、然し、「予言」なら、失敗もあるから、それはまだ腕前が足りないという調子のことを言っていた(腕前が足りない以降は、うろ覚えです)のですが、「預測」でも「予測」でも、「預言」でも、「予言」でも、何でも日本は否定するから、否定する国家から進歩するのは至難の業でしょう。
    もし、風水師や占い師の「予想」や「予言」なら翻訳文なら信頼性がある程度あるが、日本は裏付けでは、信頼性がないと言えそうです。
    信頼性がないから、世間に存続し続けられる、という日本の国家の実情も同時に見えてきます。
    私自身よく言いますが、「世の中に存続し続けられるのは、その分野や業種に信頼性がないことの現れ」といいます。
    何々ブームが長続きしないのと同じで、信用度が高いものの場合、純度が高い場合程、長持ちしないという悲しい現実です。

    #1814 返信
    韓国風水と水子供養
    ゲスト

    韓国も中国と同じで、儒家の教えや、風水信仰から男
    の子を最優先します。
    郭璞の「葬経」にある、人の骨は父親の精、始祖のも
    のが子孫に伝わるのは、男系男子だけとするようです。

    韓国はキリスト教徒が多い国なのですが、宗教を超え
    た民族的な慣習として、国民に浸み込んでいるそうで
    す。

    医学が進み、胎児の性別が、かなり早い時期に分かる
    ようになりました。
    一人目の子供は、自然に出産を迎えるのですが、一人
    目の子供が女性で、次の子も女性の場合は中絶をする
    そうです。男の子を求める格好です。

    悩む女性も多く、韓国のキリスト教には、この国だけ
    の「堕胎贖罪ミサ」があるそうです。
    韓国仏教では、1980年代以降に、水子供養が出来たそ
    うです。
    日本のものを調査したそうですが、韓国仏教に元もと
    から存在したとするため、韓国仏教の偽経などを利用
    したそうです。

    #1816 返信
    鈴木
    ゲスト

    静岡から参加の鈴木です。
    1814番へ。
    水子供養の実態は知らないのですが、世界の先祖供養の世界観がどうなっているかは、実態不明です。
    宗教の話ではなく、運命学は、先祖の関係もありますから、先祖供養は、宗教の前の問題として、先祖の墓を子孫が守ることを約束したうえで術を学ぶはずです。
    そうなると、面倒、難しい云々と何だかんだで続かない、という事です。
    先日、TVで子供たちが水銀を使い、純金を取り出し、それを映す番組があり、それで、思い出したのですが、その時の危険の説明が「予算や人がないから、安いものは必ず危険」というものでした。
    今は永代供養等もあるが、子孫が墓へ足を運ばない状態は、これと同じく、理由は遠い、忙しいだが、分かりやすく言えば、「本物は必ず不便」であるという事実です。
    どうすれば、普及するかだが、不便を必ず受け入れると確約し、違反の場合の罰則と守られたときの褒賞を付けないと、子孫も家も町も守れない。
    信心以前として、人としての子孫の責任の伝承でもあり、お金以外にどれだけ、人やモノが出せるか、それでしょう。

    #1817 返信
    普通の墓相
    ゲスト

    予言といえば、「くだん」を見たという、噂話を聞きました。
    太平洋戦争で空襲が激しくなったころ見た話や、戦後の混乱
    期に芦屋で見たという噂もありました。

    冥王星から探査機の映像が届く、この今の世にと思われます。
    京都は「ほれ、あそこで、ゆうれいが・・・」という噂話の
    多い所ではありますが・・・・・・。

    四国は、お遍路さんの土地ですから、気づかい、心づくしな
    ど、厚い心遣いが、八十八か所を巡る道々の、随所に見られ
    るようですね。

    「福田」という、陰徳積善の教えは、心の中で祈るのではな
    く、実際の行動、行為を伴うことを求めるそうですね。
    四国のような土地こそ、ふさわしいのかもしれません。

    体の動くうちにと思い、お墓の話しがあれば、それとなく聞
    いていましたが、随分と種類が多いものです。
    福田式のお墓、神道の人の墓相、天台などの仏教式の墓相。
    遁甲墓相、三元玄空墓相などは、最近のもののようです。香
    港の師匠から風水を習ったという人も、墓相を説明していま
    した。

    ネットでは、石材業者と提携した墓相が中心のようです。

    種類が多すぎて、むしろ簡単な、普通のお墓が、いいのかも
    しれません。

    #1818 返信
    鈴木
    ゲスト

    こんにちは、皆様。
    静岡から参加の鈴木です。
    1817番へ。
    遁甲墓相とは何か?
    奇門遁甲の盤を使い、時盤で埋葬の日時を選ぶとされた、曽子南氏(1907~2006)のことなのですか?
    張心言氏の方法を曽氏が解説し、それを普及し、陳倍生氏が、改良したというのが、一般的な玄空派系の通説です。
    これはあくまで、「通説」ですが。
    石材業者といえば、思い出すのが、「亘徳」という会社。
    細木問題で、話題になり、広告も派手。
    陰宅風水のそもそもは、良い場所にお墓を持つことですが、そうなると、墓地自体から考えないとおかしい。
    墓石だけの世界ではない。
    墓石が高額なだけ、徳を積んだ、立派な供養をした、先祖に報いたではないし、それは、拝金主義を唱えることといえそう。
    徳分は、そういうものではなく、むしろ別の理由であるはずで、真実を知る事が出来る、貴重な資料や知識を得ることが出来る、これも徳分ではないか。
    形にはないが、そういうものが、先祖や子孫の墓地問題に裏にあり、それなら、説明がつく。

    #1819 返信
    鈴木
    ゲスト

    静岡から参加の鈴木です。
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    新刊情報でした。

    #1820 返信
    四国の墓相寺
    ゲスト

    四国は愛媛県に、墓相寺と呼べそうな、お寺がある。お寺
    の名前は、迷惑になるので差し控える。
    但し、日本のお墓とは違っており、それが立ち並ぶのを見
    ると、かなり壮観である。

    先代の住職の弟に当たる人が熱心で、「講」のようなもの
    も出来て、数百世帯の会員もいたという。

    大正時代から昭和初期に、次男だったこともあり、馬賊に
    憧れ、大陸浪人のようなことをしたそうだ。
    生家の宗旨とは別に、武術や修験道などにも関心を持ち、
    上海にも長く住んだという。

    生まれたのが温泉で有名な所でもあり、風呂好きだったの
    が、中国では入れなかったらしく、「中国人は汚い」が口
    癖たったそうだ。

    風呂に入らない、不衛生、不潔、だから街も汚いとして、
    芥川龍之介が新聞社特派員だった時の本や、横光利一の上
    海などの本を出して来て話したそうだ。

    昭和五十年に亡くなったが、古銭を使った占い、誕生日を
    使った占いも行い、檀家の人の相談をしていたそうだ。
    上海で買ったという中国書が大量にあったが、製本や紙質
    保存も悪く、亡くなられた時にゴミにしたそうだ。
    占いの本が相当あったらしいが、残ってないのが残念だ。

    #1823 返信
    四国の風水
    ゲスト

    「四国遍路ひとり歩き同行二人」(解説編)という、地方出
    版社発行の書籍がある。

    番外霊場と言われる場所も多く掲載され、「これ風水」と思
    われる場所も多く、遍路歩きを考える参考になる。

    #1824 返信
    1820番
    ゲスト

    日本の聖なる地、霊場は、恐山などを例外として、いず
    この地にも豊かな木々、清く澄んだ水、豊かな自然があ
    りますね。

    中国には、お風呂がありません。旅行者用の施設でも、
    循環しない濁ったお湯です。シャワーも、チョロチョロ
    と水がながれる程度でした。足は洗っても、体はなかな
    か洗いません。

    日本人は、お風呂好きです。「禊」という伝統もありま
    した。日本の聖地と、中国風水の相違点を象徴している
    ようです。

    #1825 返信
    おがみ屋
    ゲスト

    四国は、「おがみ屋」と呼ばれる人が、多くいたそうだ。

    かなり前のことだが、インスタント食品の試食販売で、日
    本全国を営業していた人が言っていた。
    はじめての土地では、電話帳でその地区のことを見分ける
    そうだが、四国は不思議な職業が多いと言っていた。

    千二百年前に、弘法大師が八十八霊場を開いたのも、何か、
    特別なものがあったとされる。
    「いざなぎ流」や「犬神憑き」、「刑部たぬき」も四国だ
    った。「宮地神仙道」の清水南岳も、四国だった。

    松山城を見た後に、街を歩いていたら、占いの看板もあり
    「九星・八門」「日取り・択日」「家相・風水」などの占
    い項目も、興味を引く書き方に見えた。

    #1826 返信
    霊能者
    ゲスト

    四国の石鎚山に縁があったという人、熊笹やシャクナゲが実
    家の軒先にかけてあったそうだ。
    修験道の厄除けの一種らしいそうだが、八十八か所以外の霊
    場のほうが、四国には実際は多いそうだ。

    四国は霊能者という人が多く、××市も人口が五十万を超え
    る程度の地方都市なのに、占いスポットが多くて、人口が1
    万に何人の占い師の適正かなどと、友人とムダ話をしたこと
    があるそうだ。

    #1828 返信
    新刊案内にありました
    ゲスト

    最新 天中殺占い入門

    高尾学館 主婦の友社

    #1832 返信
    新刊案内にありました
    ゲスト

    最新 算命学占い入門

    中村嘉男 主婦の友社

    算命学、手相、星占い、風水、は
    定期的に装いが新しくなりますね。

    #1833 返信
    昔語り
    ゲスト

    今は長野に住む人と、年末に昔話を。易占学校で声
    をかけられてから、もう五十年になろうとしている。

    彼もまた奇門遁甲の、※※先生の鑑定を受けていた
    とのこと。
    鑑定料の値上げはあったが、吉方表は価格が据え置
    かれ、長く吉方表を購入、雑談も聞いたとのこと。

    日本運命学会のエヌ先生と、その最晩年に、二十年
    近い年月を経て、※※先生は再会したとのこと。
    エヌ先生は、良き風水の地への建墓を望み、自らも
    調べ、人にも尋ね、その一つだったとのこと。
    エヌ先生は、東京の老舗に生まれたが、墓所は近畿
    の地を選んだという。

    エヌ先生は、最初に手ほどきを受けた師だが、エヌ
    先生自身が、気学を完全に信じきっていなかったら
    しく、それが台湾での研究に、つながったという。

    台湾調査、伝承者に外省人が多いとされ、宮崎市定
    や桑原隲蔵などの論も、頭に入れたとのこと。
    中国の食人癖など、負の面も知悉していたという。

    台湾のエス先生とは、家族ぐるみで交友し、子息の
    来日では、預かって世話をしたが、その術、理論の
    数は多くとも、実例ほとんど見えずと、していたと
    いう。

    台湾のケイ先生とは、その温情を深く感謝するも、
    伝わっている通りにやっても、その通りにはいかな
    いとの、ケイ先生の呟きも、洩らしたとのこと。

    会報には日本兵法の図絵の転写があり、ヒントも随
    所に見え、その知識のある人は、理解できたやもし
    れぬとのこと。

    会報には日本各地の図書館所蔵の、術数資料の調査
    記録があるが、在野の人、閲覧不可の貴重文書は調
    査せず。
    インターネットのない時代、全国を歩き回ったもの
    か。

    会報で毒を吐くとして、気学や四柱推命の諸先生を
    批評、太乙、七政、皇極経世など、術理と欠点を簡
    潔に説明。他の術数にも通じていたが、人相や手相
    は、コメントが見うけられぬとのこと。

    #1834 返信
    人相の話
    ゲスト

    12月の生涯学習センターの、息抜き的な講座なのだが
    「人相の話」があった。
    講師は占い師ではなく、一般の人。資料としてもらった
    ものが「人運透覚術」のコピー。
    占いの歴史みたいな話だったので、明治の目黒玄龍子の
    本が、分量的に丁度よくて使ったそうだ。

    具体的な占い方の説明もあったが、明治37年の林文領
    の占例(人相千里眼に記載の話)や、芝の石竜子の話な
    ど、古い話をよく知っていた。
    講座の後で聞いたら、父親が好きで集めた本や資料が残
    っており、子供の頃から話を聞いていたそうである。

    #1835 返信
    中村先生
    ゲスト

    中村先生のお墓は、奈良県にあるそうです。

    二代目占い師の人ですが、先代が日本運命学会の会員で、
    場所などを聞いたことがあるそうです。
    中村先生は亡くなられたのが昭和55年で、お墓は50
    年か51年頃に建てたそうなので、内藤先生には後で見
    てもらったのでしょうか。

    日本だと昭和40年代になるのですが、台湾で風水の大
    ブームがあって、風水と名前がつけば、どんな本でも売
    れたそうです。
    中村先生も当時に、風水の研究を熱心にしていたそうで
    す。
    張先生が鴨書店から、昭和40年頃に奇門遁甲大法の本
    を出し、風水についても書いていたので、情報ルートは
    あったのでしょう。

    加藤先生の主催した団体の先生たちも、風水について知
    っていたそうですが、明治期の土葬騒動を覚えていた人
    もいて、自然と立ち消えになったようです。
    明治時代に陽宅風水が、家相として普及していったのに、
    陰宅風水が墓相の形でも広まらなかった、要因の一つの
    ようです。

    明治の廃仏毀釈の嵐のとき、太政官布告で火葬が禁止さ
    れ、神道式の土葬だけが許可になりました。
    江戸時代からの250年近い火葬が禁止されたので、墓
    地不足や経済的影響から、特に都市部では大混乱になっ
    たそうです。
    明治政府も驚き、この布告は3年で廃止されたそうです。

    火葬設備の不足していた地方では、大正時代までは土葬
    もあったそうですが、陰宅風水は在郷地(田舎)のもの
    と、明治時代の風水地相書にはあったそうです。
    また二度葬や洗骨なども知られており、野生動物による
    遺骨への被害や、衛生的な面も嫌われていたそうです。

    昭和40年代の台湾での風水ブームも、陰宅風水が大部
    分であり陽宅風水が増えたのは、日本で家相が盛んなこ
    とが、逆輸入されたとも言われているそうです。

    何度も日本で立ち消えになりかけた風水ですが、鮑先生
    やドクター小林氏が、様ざまなメディアを利用して、風
    水という単語を定着させたようです。
    中国式、日本式なとの批評は別として、この人達がいな
    ければ今の日本で風水師を名乗る人は、いなかったので
    しょう。

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