スマートフォン占いサイトランキングを見てみる
引き続き、昨年末に出されたザッパラスのリサーチ報告を読んでいたのですが、その中に「スマートフォン占いサイトランキング」なるものがありました。
アプリがどうたらでなく、キャリア(NTTドコモ)のメニューリストから集計されたものなので、斯界の現状を正確に現してはいないと思うのですが(その意味では、タイトルは煽りすぎかもしれません。すいません)、驚いたのは占い師の冠がついてないコンテンツがたくさんあることと、顔ぶれの変化のなさです。
占い師の名前がついてないサイトが元気!?
3カテゴリ30サイトの中で、占い師の冠がついたものは15件。うち1人は我が立教大学の香山リカ大先生で、なおかつゲッターズ飯田さんが1人で2つランクインしています。
要するに、占い師の冠がついたサイトは半分程度しかないのですね。
個々の売り上げがわからないので、ランキングに出ている数だけで「ユーザーは占い師のパーソナリティを求めていない」とまでは言えませんが、テレビで朝流れるような顔のない占いも、未だに根強く売れているとは言えるでしょう。
知ってる人しかいない占いランキング
知っている大御所の名前ばかりなのにも驚かされます。
キャリアのメニューリストからのランキングということで、使っているユーザーが昔とかぶっており、同じ先生のコンテンツを選んで買い続けている…という可能性もあるのですが、細木数子、江原啓之、石井ゆかり、ゲッターズ飯田、島田秀平、安斎(勝洋?)、鏡リュウジ(敬称略)と、昔からやっている人ばかり。2000年くらいから入れ替わりがないのではないでしょうか?
テレビでの露出が激減した、細木数子さん、江原啓之さんのコンテンツが未だに売れているというのも、軽く驚かされます。
新人占い師でパコーンと当ててる人はいないのでしょうか?
芸能界だと、毎年のように超新星が出てくるのですが、同じキャラクター商売なのに、不思議なものです。
コンテンツを出した占い師に聞いてみると
最近コンテンツを出したという占い師に聞いてみると、だいたい「分配金の額は驚くほど少なく、手間は案外かかったので仕事としては全然儲かった気がしない、名前を売るためにやっている」といった返事が帰ってきます。
名前が売れたなら、ランキングリストにもっと色々な人が入ってきて然るべきだと思うのですが、どうなのでしょう。
アプリのランキングではこうなっているよ!LINE占いとかLINEお悩み相談室でグリグリ稼いで名前を売っているよ!という話であることを祈るばかりです。
コメント