占い師の資格は取ったほうが良い?

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師田中(あらいちゅー) @araichuu Twitter

占い師に資格は必要ありません!

占い師になるために、占い師として集客するために、占いの資格は必要ありません。取得しても実際の現場ではほぼ役に立たないため、気休め程度の力もないというのが現実です。

触手

「占い師になるには」のページにも書いていますが、昨今は不景気や副業ブームに乗っかった資格商法が花盛りで、占い師を目指す初心者が食いものにされています。

占い師になるにはどうすればよいか?
占い師になるには何が必要なのでしょうか。気になる【勉強・費用・デビュー方法】について、プロの占い師がお答えします。まずは「占い師に向く素質があるか」「予算に応じて占いをしっかり勉強できるか」「占い師としてデビューするルートを確保できるか」が大切です。

少し検索すればわかりますが、初心者が食いつきやすいタロット、占星術、風水の講座が多く、決まって独立開業や副業といった宣伝文句が添えられています。

5万円で風水師になれる!?

考えてほしいのですが、3万円なり5万円なりの学費で、本当に風水師になれるものでしょうか?

風水で使う羅盤だけでも、真っ当なものは3万円くらいしますし、なんなら本だけで5万、10万という話も珍しくありません。

飛行機に乗って香港や台湾に通って、風水を勉強している人もたくさんいます。この人たちが本当に、1万円でもらえる資格と同じレベルの仕事をしているのでしょうか?

試験なしでも風水師の資格がもらえる?

私が見た風水師の民間資格には、1万円の試験に通るか、5万円払ってすべての授業を受ければ無試験で資格を授与するというものまでありました。

また、多くのスクールはオンライン講義や在宅でのワークだけで勉強が完結しています。数万円のクラスなので、そこまでやってられませんよね。実地での講習は抜きで当然というわけです。自動車のペーパードライバーでも教習所や路上で練習はしていますか、それすらありません。これでお客さんのインテリアや不動産に手を付けるのは勇気がいるでしょう。

こういった占い師の民間資格に価値があるかどうかは自明ですし、最近はお客さんも見る目が肥えています。

誤解しないでいただきたいのですが、占いのオンライン講座や通信講座自体を否定するものではないのです。占い師の資格を宣伝ツールや箔付けの材料とは考えず、学習のマイルストーンとして利用するのが正しいと思うのです。

マイナーすぎる民間資格は敢えて名乗らない

また独立開業しても、こういった民間資格は名刺やプロフィールに刷り込まない方が良い可能性があります。

怪しさ満点の民間資格を標榜すると、プロの世界では「寒い」と思われ、ライティングやイベント出演などのオファーを妨げかねないと思います。ネットや雑誌で見かける有名な占い師さんのプロフィールを見てください。自分の師匠の名前を書いてこそあれ、資格や学校名は出していない人が大半ではないでしょうか。

占いの世界には資格もなければ、級や段などもありません。公的にスキルを認定されることもありません。占い師に必要なのは資格ではなく、実力と実績なのです。

占い師におすすめする資格

占いの資格自体に意味はなく、持っているとバカにされてしまうことすらあります。そこで占い師のみなさんにオススメの資格は以下通りです。これは履歴書にも記載できますし、実際の相談にも役立つでしょう。

  • 公認心理師
  • 宅地建物取引士
  • インテリアコーディネーター
  • ファイナンシャルプランナー

占い師になるには?

占い師になるにはどうすればよいか、占い師というのはどういう仕事か、現役占い師の立場から解説するページ「占い師になるには」を作りました。こちらもご覧ください。

占い師になるにはどうすればよいか?
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