田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師
占い師になれる人の素質、占い学校の元スタッフが教えます
占い師になれるのはどういう素質の人?
占い師になりたい、という人がここ数年で急増しています。不景気や副業ブームが根底にあると思うのですが、占い師になれる人にはやはり一定の素質があります。みんなが占い師になれるわけではありません。
このページでは占い学校の元スタッフで、在籍中にプロ占い師としてデビューした高遠明日香先生に、占い師になれる素質の人はどういう人か、占い師に向いている人はどういう人か、占い師になるには何を学んでおくべきか、どういう人かをお伺いしました。
占い師に必要なのは「依存しない」素質
占い師になるのに必要な素質とはどういうものでしょうか。一番重要なのは「占いを信じているが、依存していない」ということです。とはいえ、占いを全く信じない・インチキだと考える方は、まず占い師になろうとはそもそも思わないでしょうから、そういうことではありません。あくまでバランス感覚の問題です。
冷やかしやお金目当てでは占い師は続かない
「占いって本当に当たるの?」という冷やかし半分で、占い学校のセミナーや説明会に来られる方は実際にいらっしゃいます。中には「楽に儲かりそうだからやってみたい」と口にされる猛者も…。
占いの勉強や仕事は決して楽ではありませんから、そもそも占いを全く信じていない人が続く訳がありません。これから学び、仕事にしようと思っている「占い」。これそのものに対するリスペクトがあることは、素質として最低条件だと思います。
とはいえ、これは占い師だけでなく、どの仕事もそうでしょう。自分が信じたものをより良くしたい、人々のために活用したい、という職人気質やプライドを持ってほしいと思います。
占いを愛しながらも客観性を大事に
そして逆に、占いが大好きでしょっちゅう占ってもらっている、占いが好きすぎて自分でも占いたい、という方がいらっしゃるとします。その方が占いに依存していないなら、占い師に向いている素質があると言えます。
占いには客観性が要求されます。占い大好きという方の多くは、当然自分が占われることを好みますが、これは主観性の高い行為です。ここから占いを学び、仕事とするにあたっては、視点の切り替えと相当の努力が必要です。
今これを読んでいる「占い大好きだから占う側に回りたい!」と思っていらっしゃるそこのあなた! 胸に手を当ててよく考えてみて下さい。
あなたは占いに依存しすぎていませんか? ドキリとしたならば、無理に占い師を目指さず、このままお気に入りの占い師さんの所に通い続けることをお勧めします。その方がきっとあなたは幸せでいられるはずです…。
占い師には度胸も必要
もう一つ「度胸がある」人も占い師に向いています。何事にも動じないという意味です。
実際のお客様はハードモードの人生を歩んでいらっしゃったり、あっと驚くような「やらかし」をしてしまっていたり、その相談内容はとにかく多岐にわたります。
いちいちそのたびにこちらが動揺していては、仕事にならないどころか身体に障りますよね。
何を聞いても「そういうこともあるよね」と受け止める度量や、「じゃあこの人をどう前へ向かせるか」「よし、やってやるか!」という、お客様と向き合う度胸が必要です。これがある方は、占い師に向いている素質があると思えます。
逆に「私、心臓が弱いので」という方は、仕事をこなしていくのが大変でしょう。知らない人と毎日出会い、お金を頂いて話をするわけです。残念ながら勉強して趣味として、占い師を楽しむ方が良いのかもしれません…。
占い学校の元スタッフが答える「占い師になれる人・なれない人」
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お客様や占い館のスタッフに愛される、良い占い師になるにはどうすればよいのか。先生の実体験を交えて聞いてみました。
なかなか今期の続かない占いの勉強。どういった勉強法なら続くのか、実践鑑定はどこで練習すればよいのか、目からウロコのアイデアです。
高遠明日香先生のプロフィール
来校スタイルの占い学校にて受付スタッフとして約6年間勤務。スタッフブログの更新を通じ、日常の中に占いの感覚を取り入れる話題や考察など数多く発信し好評を博す。学内の事務業務のほか、入学希望者や受講生の相談に随時対応し、その際の体験が今回の記事の元になっている。在職中に占い師としてプロデビューを果たし、現在は鑑定や原稿などで細くゆるく活動中。
占い師になるには?
占い師になるにはどうすればよいか、占い師というのはどういう仕事か、現役占い師の立場から解説するページ「占い師になるには」を作りました。こちらもご覧ください。