新宿の隠れたパワースポット・金辯財天(金弁財天)
あまり知られていないのですが、新宿・若松河田の東京女子医大病院の脇に「金辯財天」(金弁財天)という小さな弁財天のお社があります。
階段の中腹にぽつんと建っているお社のため、グーグルマップでは遠巻きに見ることしかできません(上の画像はグーグルマップからキャプチャしたものです)。
誇張抜きで6畳間くらいの広さしかないのですが、弁財天様らしくきちんと水が流れており、いつも綺麗に掃除されています。ただ、お社自体が金網で覆われており、基本的に外からしかお参りできないようになっています。
たまたま行ったらお社が開いていた
私は東海林秀樹先生にこのお社のことを教えていただきました。それ以降、新宿の隠れたパワースポットとして、何年に一度かのペースでお参りしていました。
そして今日、たまたま女子医大の帰りに寄ってみたところ、いつも閉まっている金網が開いているではありませんか!
中には3人くらいの女性がいて、お花を生けたりロウソクを立てたり、塩でお清めをしたりしています。偶然、清掃の日にあたったようです。
塩でお祓い(?)をしてもらった
お掃除の最中ではあったのですが、中のみなさんにお参りがしたい旨を伝えたところ、快く了解してくれました。お灯明を再度つけていただき、そしてなんと「金網の中に入ってお社のすぐそばでお参りして良い」と言ってくださいました。
この弁財天様には10年、いやへたすると15年くらい前から通っているのですが、初めて中に入れました。神様のお導きというほかないと思います。
そして帰り際、お社を清める塩を使って私も清めていただきました。手に塩を持って、肩や背中にゴシゴシこすりつけていくやり方で、不思議と心身ともにスッとします。
いつ開いているのか、お祭りの日はいつなのか等、ネットにほぼ情報がない神社なので、いつなら中に入れるのかはわかりません。清掃は15時から16時くらいの間にされているようなので、行く人はこの時間を狙ってみてはどうでしょうか。
金辯財天の由来と由緒
由緒書などがないため詳細は不明なのですが、近くの曙橋商店街のホームページに以下のような記載がありました。
江戸時代、この地にあった松平伯耆守(ほうきのかみ)の屋敷に、元々はあったものだといわれます。
戦後しばらく朽ち果てた状態になっていたらしいのですが、東京女子医大の創設者である吉岡彌生先生や当時近隣に住んでいた企業経営者などが現在の地に再建したとのことです。
金弁財天の敷地は、現在も東京女子医大の厚意により病院の一画を提供してもらっているそうです。
狛犬の位置には、蛇がおり、左右の蛇はとぐろの巻き方が逆になっています。
弁天様の社に湧くように流れる水は、昔は本当の湧き水だったようですが、現在は水道だそうです。金弁財天 | あけぼのばし商店街女子医大の一画に佇む小さな弁財天。
弁財天様なので、ご利益としては金運・芸能運などではないかと思いますが、女子医大のすぐそばにあること、また東京女子医大の創設者である吉岡彌生先生が篤信されていたことから、病気平癒などにも良いそうです。清掃されていた皆さんも「患者さんたちが女子医大の帰りにお参りに来る」と話していました。
金辯財天へのアクセス
金辯財天(新宿・若松河田)
〒162-0054 東京都新宿区河田町8 東京女子医科大学病院脇
社務所・電話なし
24時間参拝可能
都営大江戸線「若松河田」下車して徒歩5分
都営バス「東京女子医大前」下車して徒歩3分
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