占いの副作用で心を病んだり不幸になったりする?

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師田中(あらいちゅー) @araichuu Twitter

他人とうまく付き合えない占い師たち

私の周りの占い師さんは洒脱で楽しい人が多く、みなさんビジネスセンスもある立派な社会人なのですが、業界全体を見渡すと、残念ながらそうではない人が少なからずいます。

カルマとストレスの蓄積

そういう人は猜疑心が強く、ストレスを溜め込みやすく、人を恨み、好戦的で批判的です。大体は自分で勝手に大爆発して、自然と人前からいなくなってしまいます。みなさんも一人か二人、もしくはもっとたくさん、心当たりがあるのではないでしょうか。

そういう人はだいたい人前から消えてしまうので、しばらく経つと気にもとめなくなっているのですが、どうしてテンパった占い師が生まれるのか、それはもしかすると占いという行為のせいではないか、占いを嗜むものとして、考えておく必要はあるように思います。

占いそのものが持っているカルマ説

一つ思い当たるのが、占いという行為そのものがカルマを背負っている可能性です。他人の運命を計算したり、開運法で運勢に手をいれたりするわけですから、その反動があってもおかしくはないでしょう。

占い師は「漏天機」の呪いで「孤独・早死に・貧乏」になる?
占い師は天の秘密を漏らす職業であるから、神様から罰を受けて不幸になる、という話が古くからあります。これを「漏天機」といい、「孤・夭・貧」いずれかの罰を受けると信じられています。

以前書いた「漏天機」の伝承などはまさにその発想だと思います。

占いの副作用(特に方位術)

鼻詰まりを治す風邪薬にも作用と副作用はあるわけですから、運命の糞詰まりを改善する占いにも副作用があるかもれません。体に良いと思って薬やサプリを飲み続けているつもりが、薬を飲みすぎてしまったり、添加物が身体に溜まってしまったりと、そういう類のトラブルもあるでしょう。

仮に占いと薬が同じようなものだと考えると、切れ味のするどい、効果の出る占いほど副作用も強そうです。そして何度も反復するほど悪そうです。となると、運勢に手をいれる方位術などが思い当たります。私が方位を取りまくる行為に対して、やや慎重な姿勢にあるのはこのためです(逆説的にいうと、方位の効果を信じているということでもあるのです)。

内藤文穏先生の本を読んだり、中村文聡さんの逸話を聞くと、凶方位で毒や凶が体にたまっているとか、使ってはいけないはずの五黄で運命を動かしたとか、そういう話に出くわします。占いで作用をもたらすのと同様に、副作用も占いで発散したり、抑えたりすることができるのかもしれません。

とはいえ、薬も患者の病態に合わせて強くしたり弱くしたりするわけですから、占いも「これが良い、これが効くの」一点張りではなく、患者に合わせて強くしたり弱くしたり、たまに下剤を入れたりする発想があってもいいのではないでしょうか。具体的にどうすればよいかは、術ごとに違うでしょうけども。

また蛇足ながら、陽宅風水などは快適な家探し・オフィス探しの一技法だと考えれば、運命というよりは科学の範囲であって、繰り返し使ったところで副作用は小さいようにも思います。このあたりは素人を通り越してド素人ですので、一度詳しい人に話を聞いてみたいですね。

占いをすることで心が蝕まれる説

長々と副作用の話をしましたが、占いという仕事は対面で人の悩みを聞くわけですから、多大なストレスを受けてしまいます。それが自分の心を蝕んだとしても不思議ではありません。とはいえ、この場合は占い自体ではなく、個々人の労働環境を考えたほうがいいですね。

占い師は元々おかしい人が多い説

この可能性も大いにあると思うのですが、冒頭でも書いたように私の周りの皆さんは常識人ばかりですし、元々おかしい人は何をやってもおかしいのでしょうから、ことさら項を設けて考える必要はないように思います。

まとめ・占いに副作用はあるか?

占いや開運法に副作用はあるかという話を延々としましたが、副作用は無いと断言する人もいます。みなさんそれぞれの知見から発言されているわけですから、それを否定する気はありません。むしろ色々と教わりたいところです。

ただ個人的には、社交性に難のある方は方位術系の占い師に多い気がしています。方位術系の占いは反復性と強さが他の占いとは違いますから、薬と同じように考えれば副作用の出やすい占いだと思います。なので「副作用のあるなしは占いの種類にもよるんとちゃうか~?ほんまにええことばっかりなんか~?」と思ってしまうわけです。

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